登録

Sign up for free

  • Get quick access to your favorite articles

  • Manage alerts on breaking news and favorite drivers

  • Make your voice heard with article commenting.

Motorsport prime

Discover premium content
登録

エディション

日本
レースレポート

F1 70周年記念GP決勝:レッドブル・ホンダ今季初優勝! フェルスタッペン抜群のタイヤマネジメント光る

F1第5戦F1 70周年記念GPの決勝レースが行なわれ、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが今季初優勝を果たした。

Valtteri Bottas, Mercedes F1 W11 and Max Verstappen, Red Bull Racing RB16 battle for the lead of the race

写真:: Charles Coates / Motorsport Images

 F1第5戦F1 70周年記念GPの決勝レースがシルバーストン・サーキットで行なわれた。優れたタイヤマネジメントを見せたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が今季初優勝を挙げた。

 シルバーストンは気温24度、路面温度42度というコンディション。同地で行なわれた1週間前の第4戦イギリスGPと近い温度条件となった。

 グリッド上位10台のうち、フェルスタッペンのみがハードタイヤでスタート。その他はミディアムタイヤを履いてのスタートとなる。11番手以降もソフトタイヤスタートはおらず、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)やカルロス・サインツJr.(マクラーレン)、ダニール・クビアト(アルファタウリ)、キミ・ライコネン(アルファロメオ)がハードタイヤでのスタートを選択した。

 52周のレースがスタートすると、ポールポジションのバルテリ・ボッタスが順調にトップをキープ。2番手のルイス・ハミルトンは、すぐさま首位を走るチームメイトを襲うが、逆転はできなかった。4番グリッドのニコ・ヒュルケンベルグ(レーシングポイント)は出足が鈍り、フェルスタッペンが3番手へ。ランス・ストロール(レーシングポイント)がダニエル・リカルド(ルノー)を交わし、5番手につけた。

 一方、フェラーリのセバスチャン・ベッテルはターン1でハーフスピンし、11番手から最後尾までポジションを落としてしまった。

 メルセデスの2台が1.5秒前後のギャップを保ったまま周回を重ねていく中、8番手ランド・ノリス(マクラーレン)に詰まる形となっていたアレクサンダー・アルボンは6周走ったところで早々にピットイン。ハードタイヤに履き替えた。

 翌周には、7番手を走っていたピエール・ガスリー(アルファロメオ)の他、アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)もピットインした。

 ハードタイヤはコンディションに合っているのか、一時ハミルトンに3秒ほど離されていたフェルスタッペンがその差を縮め、トップ3が1秒前後のギャップでほぼ等間隔となった。

 フェルスタッペンはハミルトンにプレッシャーをかけていくが、チームからはタイヤを守るために距離を離せと指示が飛ぶ。しかしフェルスタッペンは今が攻め時だと返し、その差をさらに詰めていった。対してメルセデス勢はタイヤにブリスターが発生しており、ハミルトンは『リヤタイヤが終わった』と無線でチームに報告した。

 ボッタスは、そんなハミルトンより先に13周を終えたところでピットイン。ハミルトンにフェルスタッペンが襲いかかるが、なんとか抑えきったハミルトンは14周を終えたところでピットに飛び込んだ。

 ヒュルケンベルグなど上位陣も続々とピットに入っていくが、ハードタイヤでスタートしたフェルスタッペンはそのままトップを走り続けた。ボッタスはタイヤが厳しいのか、20周目を過ぎるころにはフェルスタッペンよりも遅いペースとなってしまった。

 25周目にはガスリーが2度目のピットストップをする中、まだピットインしていないフェルスタッペンは自己ベストを更新しながら、1周0.5秒以上速いペースでボッタスとの差を広げていった。

 フェルスタッペンがピットに入ったのはレース折り返しの26周を終えたところ。装着したのはミディアムタイヤで、1ストップ戦略遂行を狙ってフィニッシュを目指す形となった。フェルスタッペンはボッタスの後ろでコースに復帰するも、タイヤのアドバンテージを活かしターン7ですぐさまオーバーテイク。あっさりと首位を奪還。ボッタスに対して2秒前後のギャップを維持し、周回を重ねていった。

 30周を過ぎると、タイヤに苦しむ各車が続々と2度目のピットストップを実施。そのままフィニッシュを目指すかと思われていたフェルスタッペンも猛プッシュし、33周目にボッタスと同時にピットイン。ともにハードタイヤを履き、タイヤに厳しいボッタスと戦略を合わせる形となった。

 これでハミルトンがトップに立つが、左リヤタイヤはボロボロの状態。ハミルトンはチームに何度もタイヤは大丈夫かと聞くような状況だが、ペースはそれほど悪くなく、走行を継続した。

 フェルスタッペンはタイヤを守りながら、ハミルトンとの差を少しずつ詰めていく。たまらず、ハミルトンは41周を終えたところでピットインし、ハードタイヤに交換した。

 ハミルトンがコースに復帰したのは、シャルル・ルクレール(フェラーリ)の後ろ。ルクレールは、残り10周のところでまだ2回目のピットストップを行なっておらず、ポジションを上げ、レーシングポイント2台の前に出ることに成功していたのだ。

 ハミルトンは猛烈なペースでルクレールに迫った。ルクレールのハードタイヤは25周以上走行しており、あまり大きな抵抗をできずに45周目にオーバーテイクを許した。

 ヒュルケンベルグは、5番手を走っていたものの45周目に3度目のピットインをし、ソフトタイヤに交換。これでストロールが5番手、アルボンが6番手となった。

 残り3周、ハミルトンはボッタスに追いつくと、チームからバトルの許可が出たことでチームメイトにプレッシャーをかけていく。ハミルトンの方が9周分タイヤが若く、アドバンテージは歴然。50周目のウェリントンストレートでDRSを使い、ハミルトンがボッタスをオーバーテイクした。

 ふたりのバトルを尻目に、フェルスタッペンは9秒以上のリードを築くと、そのまま更にリードを拡大し、歓喜のトップチェッカー。レッドブル・ホンダに今季初優勝をもたらした。

 メルセデスはフェルスタッペンに完敗する形で、開幕からの連勝が4で途絶えた。ハミルトンはミハエル・シューマッハーの最多記録に並ぶ、通算155回目の表彰台獲得となったが、それを勝利で祝うことはできなかった。

 4位はルクレール。1ストップ戦略を遂行した。5位には、終盤にストロールをオーバーテイクしたアルボンが入った。

 6位以下、ストロール、ヒュルケンベルグ、オコン、ノリス、クビアトまでがポイント獲得。ガスリーは11位でポイントに手が届かなかった。

Read Also:

順位 ドライバー 周回数 タイム 前車との差 平均速度 ポイント
1 Netherlands マックス フェルスタッペン 52 1:19'41.993       25
2 United Kingdom ルイス ハミルトン 52 1:19'53.319 11.326 11.326   19
3 Finland バルテリ ボッタス 52 1:20'01.224 19.231 7.905   15
4 Monaco シャルル ルクレール 52 1:20'11.282 29.289 10.058   12
5 Thailand アレクサンダー アルボン 52 1:20'21.139 39.146 9.857   10
6 Canada ランス ストロール 52 1:20'24.531 42.538 3.392   8
7 Germany ニコ ヒュルケンベルグ 52 1:20'37.944 55.951 13.413   6
8 France エステバン オコン 52 1:20'46.766 1'04.773 8.822   4
9 United Kingdom ランド ノリス 52 1:20'47.537 1'05.544 0.771   2
10 Russian Federation ダニール クビアト 52 1:20'51.662 1'09.669 4.125   1

Be part of Motorsport community

Join the conversation
前の記事 F1 70周年記念GP決勝速報:レッドブル・ホンダのフェルスタッペン、今季初優勝!
次の記事 本人も驚きの完勝でメルセデスに土。「今年初めてチャンスを感じた」とフェルスタッペン

Top Comments

コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?

Sign up for free

  • Get quick access to your favorite articles

  • Manage alerts on breaking news and favorite drivers

  • Make your voice heard with article commenting.

Motorsport prime

Discover premium content
登録

エディション

日本