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予選レポート

F1 70周年記念GP|予選:ボッタス、歓喜の逆転PP。ヒュルケンベルグ驚異の3番手

F1第5戦F1 70周年記念GPの予選が行なわれ、メルセデスのバルテリ・ボッタスがポールポジションを獲得した。

Valtteri Bottas, Mercedes F1 W11

Valtteri Bottas, Mercedes F1 W11

Glenn Dunbar / Motorsport Images

 F1第5戦F1 70周年記念GPの予選がシルバーストン・サーキットで行なわれた。ポールポジションを獲得したのは、バルテリ・ボッタス(メルセデス)だった。

 F1史上初めて、地理名ではない名称がつけられた今回のグランプリ。舞台となるのは前戦イギリスGPと同じシルバーストン・サーキットだ。

 今回持ち込まれたタイヤコンパウンドは、イギリスGPよりも1段階柔らかい組み合わせとなっており、ソフトタイヤの摩耗はかなり激しく、決勝レースでは積極的に使えないような状態だ。各チームは、予選および決勝に向けて、フリー走行からソフトタイヤを多めに使用するなど、普段と異なるタイヤの使い方をしてきた。

 秒速3~4メートルほどの風が吹くシルバーストン。気温26度、路面温度43度というコンディションで予選開始時刻を迎えた。

Q1:クビアトQ2進出ならず。ライコネンが最下位に沈む

 18分間のQ1、まずコースインしたハースの2台、ジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)がミディアムタイヤを装着。対して、その他のマシンはソフトタイヤを装着した。

 またランス・ストロール(レーシングポイント)やルノー勢は他車とタイミングをズラしてアタックに向かった。

 まずはニコ・ヒュルケンベルグ(レーシングポイント)が1分27秒279でトップに立つが、それをメルセデスの2台が上回っていき、レッドブルのマックス・フェルスタッペンが1分27秒154までトップタイムを更新した。

 一方、アレクサンダー・アルボン(レッドブル)は縁石に乗り上げるなどアタックにミスが有り、Q1敗退の危機が迫る16番手止まりだった。

 セッション残り3分が近づき、各車が再アタックへ。ハース勢やラッセルもソフトタイヤへ履き替え、全車がソフトタイヤでのアタックとなった。

 アルボンは3番手までタイムアップしQ2進出。また、ロマン・グロージャン(ハース)は13番手となり、開幕戦以来のQ1突破となった。ラッセルも15番手で、4戦連続のQ2進出を決めた。

 16番手でQ1敗退となったのはダニール・クビアト(アルファタウリ)。フロアにダメージがあったと無線で報告し、その悔しさを手振りで表した。

 結局Q1敗退はそのクビアトの他、ケビン・マグヌッセン(ハース)、ニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)、アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)、キミ・ライコネン(アルファロメオ)の5台だった。

Q2:フェルスタッペン、ハードタイヤでQ3進出

 予選Q3に進出する上位10台を決めるQ2。しかしこの上位10台は、そのタイムを計測した際に履いていたタイヤで決勝レースをスタートしなければならない。そのため、多くのマシンがミディアムタイヤでアタックを行なった。そんな中、フェルスタッペンは唯一ハードタイヤでアタックへ向かった。

 ここでトップに立ったのはボッタスで、タイムは1分25秒785。ハミルトンのアタックは挙動を乱す場面も多く見られ、ボッタスとは0.481秒差だった。

 ハードタイヤでアタックしたフェルスタッペンは、ボッタスと0.994秒差の4番手。ルノーのダニエル・リカルドが3番手につけた。

 フェラーリの2台やラッセルは、タイミングをずらしてのアタック。シャルル・ルクレールが4番手となった一方、セバスチャン・ベッテルは11番手と苦しんだ。

 残り時間3分を切ると、ベッテルはすでにミディアムタイヤを使い切ってしまっていたため、ソフトタイヤを履いてコースイン。チークメイトのルクレールも、ミディアムタイヤはも手元に残っておらず、ソフトタイヤでコースインした。この時点でトップ2を占めるメルセデス勢もソフトタイヤを装着。その他のマシンは、ミディアムタイヤでタイム更新を狙った。

 ヒュルケンベルグが2番手、ピエール・ガスリー(アルファタウリ)が4番手、アルボンが6番手までポジションを上げる中、マクラーレンのカルロス・サインツJr.は13番手とQ3進出できなかった。ベッテルも伸びず12番手でQ2敗退となった。

 フェルスタッペンは、ハードタイヤでタイムを計測した後はコースインせず……しかしなんとか9番手に残り、トップ10で唯一ハードタイヤで決勝をスタートすることになった。

 Q2敗退はエステバン・オコン(ルノー)、ベッテル、サインツJr.、グロージャン、ラッセルの5台。ただ、オコンは予選Q1でラッセルのアタックを妨害した疑いで審議対象となっている。

Q3:ボッタス歓喜の逆転ポール。ヒュルケンベルグが3番手

 12分間のQ3では、フェルスタッペンとリカルドがミディアムタイヤで走行開始。アルボンは中古のミディアム、ガスリーとストロール、ノリスは中古のソフトタイヤでのコースインとなった。

 まず主導権を握ったのはハミルトン。1分25秒284を叩き出すと、ボッタスは0.116秒届かず2番手。3番手に続いたのはリカルドで、ハミルトンとは1.013秒差だった。

 フェルスタッペンは、同じタイヤを履くリカルドと0.135秒差の5番手。その間にヒュルケンベルグが割って入った。

 メルセデス勢はミディアムタイヤを履き2度目のアタックへ。一方、フェルスタッペンはソフトタイヤへと履き替えた。

 ハミルトンは、セクター1では自己ベストを記録できなかったものの、セクター2では自己ベスト、セクター3では全体ベストを更新した。対して、ボッタスはセクター2で全体ベストを更新したほか、全セクターで自己ベストを更新した。

 先にフィニッシュラインを横切ったハミルトンは1分25秒217にタイムアップ。しかしボッタスはそれをわずか0.063秒上回る1分25秒154を記録し、無線で喜びを爆発させた。ハミルトンが得意としているシルバーストンで、開幕戦以来となるポールポジションを獲得した。

 3番手に飛び込んだのは、なんとヒュルケンベルグ。代役参戦2戦目にして、驚くべき結果を出した。フェルスタッペンはベストタイムを更新したものの、ヒュルケンベルグに0.094秒及ばず4番手だった。

 5番手以下リカルド、ストロール、ガスリー、ルクレール、アルボン、ノリスというオーダーとなった。なおリカルドはQ3でソフトタイヤを使わず、ミディアムタイヤ2セットを使ってのアタック……決勝に向けて新品のソフトタイヤを1セット温存した。この他、Q3進出組の中ではフェルスタッペンも新品のソフトタイヤを1セット残して決勝に挑む。

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順位 ドライバー タイム 平均速度
1 Finland バルテリ ボッタス 1'25.154   249.049
2 United Kingdom ルイス ハミルトン 1'25.217 0.063 248.865
3 Germany ニコ ヒュルケンベルグ 1'26.082 0.928 246.365
4 Netherlands マックス フェルスタッペン 1'26.176 1.022 246.096
5 Australia ダニエル リカルド 1'26.297 1.143 245.751
6 Canada ランス ストロール 1'26.428 1.274 245.378
7 France ピエール ガスリー 1'26.534 1.380 245.078
8 Monaco シャルル ルクレール 1'26.614 1.460 244.851
9 Thailand アレクサンダー アルボン 1'26.669 1.515 244.696
10 United Kingdom ランド ノリス 1'26.778 1.624 244.389

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