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レースレポート

F1スペインGP決勝:ハミルトン圧巻の独走。フェルスタッペンはボッタス交わし2位

F1第6戦スペインGPの決勝レースが行なわれ、メルセデスのルイス・ハミルトンが今季4勝目を飾った。

Lewis Hamilton, Mercedes F1 W11 EQ Performance, leads Max Verstappen, Red Bull Racing RB16

Andy Hone / Motorsport Images

 F1第6戦スペインGPの決勝は、メルセデスのルイス・ハミルトンがポール・トゥ・ウィンで今季4勝目をマークした。

 カタルニア・サーキット上空には青空が広がり、気温は30度、路面温度48度というホットコンディションでフォーメーションラップ開始時刻を迎えた。

 グリッド上位10台はソフトタイヤでスタート。11番手以下はミディアムタイヤスタートが多数派だが、ダニール・クビアト(アルファタウリ)、ケビン・マグヌッセン(ハース)、ジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)がソフトタイヤを選択した。

 66周のレースがスタートすると、ポールポジションのハミルトンが順調に蹴り出しホールショット。一方、バルテリ・ボッタス(メルセデス)は加速が鈍り、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)だけでなくランス・ストロール(レーシングポイント)にも先行を許した。

 ランド・ノリス(マクラーレン)が8番手スタートから10番手に後退。ピエール・ガスリー(アルファタウリ)はシャルル・ルクレール(フェラーリ)やノリスを交わし、8番手につけた。

 ハミルトンはファステストラップを叩き出し、DRSが使用可能になる3周目までにフェルスタッペンとの差を1.5秒ほどに広げた。しかし、フェルスタッペンはジリジリと離されることなく、ハミルトンについていった。

 ストロールは懸命にボッタスを抑えていたが、ボッタスが5周目にDRSを使ってストロールをオーバーテイクし、3番手を取り戻した。

 ハミルトンはタイヤを労り周回。それを追うフェルスタッペンは「ハミルトンはペースを”スーパースロー”に抑えている」と無線で報告した。

 トップ3はしばらく1.5秒弱の等間隔でこう着状態となっていたが、10周を過ぎたところからハミルトンがペースアップし、ファステストラップを連発。フェルスタッペンも呼応してペースを上げるが、その差がじわじわと開いていった。

 まずピットに動いたのは、6番手を走っていたアルボン。18周目にソフトタイヤからハードタイヤへと履き替えたが、トラフィックに囲まれた16番手でコースに復帰した。

 フェルスタッペンはリヤタイヤが厳しく次第にペースダウン。チームはフェルスタッペンが良い位置でコースに戻れるようなピットインタイミングを探っていたが、フェルスタッペンはチームに必死にピットインを求め、22周目にピットへ飛び込んだ。ミディアムタイヤへと交換したフェルスタッペンは、なんとかレーシングポイント勢の前でコースに戻ることができた。

 一方、ハミルトンは良いペースを保ったまま、23周を走り終えたところでピットイン。2台の間に11秒のギャップがあったことから、ボッタスも同じ周に続けてピット作業を実施したが、トップ3台のオーダーは変わらなかった。

 4番手を走っていたストロールは28周目にピットインし、ミディアムタイヤに交換。後続のマシンを抑えて隊列を作っていたケビン・マグヌッセン(ハース)の前でコースに戻った。

 30周目にはペレスやルクレール、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が続々とピットイン。レーシングポイント勢やルクレールがソフトタイヤからミディアムタイヤへと履き替えた一方、14番手のベッテルはレース距離が半分以上残ったこの段階でソフトタイヤを装着した。

 首位のハミルトンはフェルスタッペンとの差を4秒ほどにコントロールしていたが、レース折り返しをすぎると再びペースアップ。しかし、この頃からターン4方向の空が暗くなり、フェラーリは「50周目以降に雨が降るかもしれない」とベッテルに報告した。

 37周目、ルクレールが最終シケインの縁石に乗った瞬間に挙動を乱しスピン。オンボード映像では、ステアリングホイールの表示が消えており、マシンが一時的にシャットダウンしてしまったようだ。ルクレールはなんとか動き出し、ピットに戻ってレース復帰を試みたが、そのままリタイアとなった。

 9番手を走っていたアルボンは、41周目に2度目のピットイン。ミディアムタイヤへと履き替え11番手でコースに復帰した。

 フェルスタッペンも42周目に2度目のピットインを行ない、ミディアムタイヤに交換。この間にボッタスが猛プッシュし、ファステストを記録した。また、このタイミングに多くのマシンが2度目のピットストップを実施していった。

 ボッタスは結局すぐにピットストップを行なわず、そのまま走行を継続し49周目にピットイン。ソフトタイヤに交換し、7.4秒前のフェルスタッペンを追う形となった。

 ハミルトンにもピットインの指示が出るが、ハミルトンはソフトタイヤを嫌い1周ステイアウト。50周を終えたところで改めてピットインし、新品のミディアムタイヤを装着し、フェルスタッペンの10秒前方でコースに戻った。

 ハミルトンはそのままフェルスタッペンに対してギャップを拡大。一方のボッタスはトラフィックもあってか、なかなかフェルスタッペンとの差を縮めることができず周回を重ねていった。

 レース残り15周ほどになり、ソフトタイヤを履き5番手を走るベッテルに、「ソフトタイヤでフィニッシュまで走りきれるか?」とチームから”提案”。一旦は無茶だと跳ね除けたベッテルだが、もう一度ピットインすればポイント圏外に落ちてしまうことから、そのままフィニッシュを目指した。

 じっと耐え忍んでフィニッシュを目指すベッテルは、ストロールやサインツJr.になんなくオーバーテイクを許す。それでも我慢の走行をファイナルラップまで続けたベッテルは、アルボンやガスリーを従え7位でフィニッシュし、ポイントを獲得した。

 終盤はほぼ一人旅状態だったハミルトンは、危なげなくトップチェッカー。2位フェルスタッペンとの差を24.177秒まで広げる圧勝だった。

 ボッタスはフェルスタッペンに追いつくことができず、ファステストラップのボーナスポイントを狙い、65周目に3度目のピットストップを実施。ボーナスポイントを獲得したが、チャンピオン争いでは痛い3位となった。

 4位はストロール、5位はペレスのレーシングポイント勢。ペレスは1ストップ戦略を遂行し4番手でチェッカーを受けたが、青旗無視で5秒のタイム加算ペナルティを受け、ストロールが4位に繰り上がった。

 6位以下、サインツJr.、ベッテル、アルボン、ガスリー、ノリスまでがポイントを獲得。1ストップ戦略でポイントを獲得したのはペレスとベッテルのみだった。

 

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順位 ドライバー 周回数 タイム 前車との差 平均速度 ポイント
1 United Kingdom ルイス ハミルトン 66 1:31'45.279       25
2 Netherlands マックス フェルスタッペン 66 1:32'09.456 24.177 24.177   18
3 Finland バルテリ ボッタス 66 1:32'30.031 44.752 20.575   16
4 Canada ランス ストロール 65 1 lap       12
5 Mexico セルジオ ペレス 65 1 lap       10
6 Spain カルロス サインツ Jr. 65 1 lap       8
7 Germany セバスチャン ベッテル 65 1 lap       6
8 Thailand アレクサンダー アルボン 65 1 lap       4
9 France ピエール ガスリー 65 1 lap       2
10 United Kingdom ランド ノリス 65 1 lap       1

 

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