F3スパ:レース2はサージェントが粘りの逃げ切りで今季2勝目。ポイントリーダーの座を奪還
FIA F3選手権第7戦スパのレース2が行なわれ、プレマのローガン・サージェントが優勝を果たした。
Logan Sargeant, Prema Racing
Mark Sutton / Motorsport Images
FIA F3選手権の第7戦のレース2が、スパ・フランコルシャンで行なわれ、プレマのローガン・サージェントが3番グリッドから今季2勝目を掴んだ。
スパは気温11度、路面温度15度のドライコンディション。薄曇りの中で各車がフォーメーションラップへ向かった。
17周のレースがスタートすると、ポールポジションのリチャード・フェルシュホー(MPモータースポーツ)がトップをキープし、オー・ルージュ〜ラディオンを駆け上がった。しかしサージェントが背後に迫り、ケメルストレートエンドで2台が横並びとなった。
ここはフェルシュホーが譲らず、サージェントはランオフエリアを通過。フェルシュホーにポジションを戻さざるを得なかった。
サージェントは焦らず、DRSが使用可能になった3周目のケメルストレートでフェルシュホーをオーバーテイクし、トップに浮上。すぐさまペースを上げ、フェルシュホーをDRS圏外に追い出した。
フェルシュホーは4周目にフレデリック・ベスティ(プレマ)にも交わされ、3番手に落ちた。すると、ピエール-ルイス・ショーべ(ハイテック)がターン5のレ・コームでクラッシュし、バーチャルセーフティカーが発令された。
5周目終わりにレースが再開。サージェントはチームメイトのベスティに対して2秒前後のリードを保ったまま、周回を重ねていった。フェルシュホーはこの2台についていけず、テオ・プルシェール(ARTグランプリ)からプレッシャーをかけられるようになっていった。
プルシェールは8周目の最終シケインへの進入でフェルシュホーをパス。フェルシュホーは9周目のケメルストレートで2台に抜かれるなど、ポジションを落としていった。
12周目に入ると、2番手のベスティがペースアップし、サージェントとの差を詰め始めた。14周目にはサージェントのDRS圏内に入ったベスティだが、サージェントも必死のディフェンス。ダウンヒルのセクター2でベスティとの差を広げ、逃げ切りを図る。15周目、16周目とDRSを使えなかったベスティは、ファイナルラップではDRSを使って迫るも、オーバーテイクを仕掛けられるほど接近することはできなかった。
結局、サージェントが0.8秒差で逃げ切りトップチェッカー。前日のレース1ではエンジントラブルでポジションを落としたが、この日は粘りの走りで逃げ切り、今季2勝目を挙げた。
3位はリアム・ローソン(ハイテック)。フロントロウ2番手からのスタートで出遅れ、ポジションを落としたが着実にポジションを上げ表彰台を獲得した。途中3番手を争ったプルシェールは5位、フェルシュホーは9位に終わった。
プレマのオスカー・ピアストリは5番手でフィニッシュしたものの、走路外走行でアドバンテージを得たとして、5秒のタイム加算ペナルティを科された。結果的に6位降着となり、5ポイント獲得に留まった。
ファステストラップのボーナスポイントも加え、17ポイントを稼いだサージェントは前日に失ったポイントリーダーの座をピアストリから奪還。スパ前にはわずか1ポイントだったリードを、12ポイントに広げることに成功した。
順位 | ドライバー | チーム | 周回数 | タイム | 差 | 前車との差 | Mph | ポイント |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ローガン サージェント | プレマ | 17 | - | 15 | |||
2 | フレデリック ベスティ | プレマ | 17 | 0.800 | 0.800 | 0.800 | 12 | |
3 | リアム ローソン | ハイテック | 17 | 8.700 | 8.700 | 7.900 | 10 | |
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