ホンダF1、順調な滑り出しもガスリーにPUデータ異常。田辺TD「挽回を図り、素早く対応できる準備をしていく」
F1第8戦シュタイアーマルクGP初日、ホンダPUを搭載するレッドブルとアルファタウリは良い滑り出しを見せた。ホンダの田辺豊治F1テクニカルディレクターはコメントを発表し、不安定な天候に備えて準備を進めていくと語った。
写真:: Jerry Andre / Motorsport Images
ホンダF1のテクニカルディレクター(TD)である田辺豊治は、F1第8戦シュタイアーマルクGP初日を終え、不安定な天候にも対応できるよう、準備を進めていくと語った。
ホンダのパワーユニット(PU)を搭載するレッドブルとアルファタウリは、FP1から上位につけた。レッドブルのマックス・フェルスタッペンがトップタイムをマークし、アルファタウリのピエール・ガスリーが2番手。ガスリーのチームメイトである角田裕毅もメルセデス勢に次ぐ5番手となったのだ。
ところが、FP1終了後にはガスリーのPUにデータ異常が発生。チェックのためガスリーは、FP2を走れなかった。FP1では好調だった角田も、FP2ではマシンバランスに苦しみ15番手となった。
一方、これがホームレースのレッドブルはフェルスタッペンがFP2でもトップ。セルジオ・ペレスが9番手となっている。
「シュタイアーマルクGP初日は、2つのチームともにそれぞれいいスタートが切れたと思います。ただ、FP1でアルファタウリ・ホンダのガスリー選手のPUのデータに異常が見られ、詳細に状態の確認を行なうために、午後のFP2に出走できませんでした」
田辺テクニカルディレクターはそうプレスリリースにコメントした。
「ガスリー選手はFP1では2番手タイムを記録しており、FP2でさらなるファインチューニングを進める予定だっただけに、ガスリー選手およびチームに大変申し訳なく、残念に思っています。チームとともに、明日のFP3での挽回を図り、予選・レースに向けて準備を進めていきます」
今回のグランプリは、週末を通して天候が不安定な予報となっている。レッドブル・リンクは山間にあるサーキットであり、コンディションの変化は予想が難しいが、素早く対応できるような準備をしていくと、田辺テクニカルディレクターは語った。
「FP2開始前にも少し雨がぱらつきましたが、明日、明後日も同様に不安定な天候の予報が出ています。どのような状況にも素早く適応していいパフォーマンスを出せるよう、さまざまな想定をした上で明日以降のセッションに臨みます」
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