

レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、ピエール・ガスリーが速さを発揮するまで時間を与えるべきだと考えている。
2019年にレッドブルへと昇格するピエール・ガスリーについて、チーム代表のクリスチャン・ホーナーは、パフォーマンスを発揮するまで時間的な猶予を与えるべきだと主張した。
レッドブル育成ドライバーのガスリーは、2018年にトロロッソからF1フル参戦デビュー。第2戦バーレーンGPで4位を獲得するなど、レッドブルにとっては期待の若手ドライバーであり、いずれはダニエル・リカルドの後を継いで、レッドブルへと昇格するものだと考えられていた。
しかし、リカルドはルノーへの電撃移籍を決断。レッドブルにとっては、予想よりも早い段階でガスリーにトップチームのシートを与えることになった。
レッドブルはこれまで、パフォーマンスが奮わなかったドライバーに対して冷酷な采配をしてきたチームだが、F1キャリアの初期段階でトップチームへとステップアップするガスリーに対し、チームが責任を負うべきだとホーナーはmotorsport.comに語った。
「ピエールはとても速いドライバーだと思う。彼がそのスピードを発揮するまで時間を与えるかどうかは、我々次第だ」
「彼のレッドブルへの昇格は、我々が当初想定していたよりも早かった。だから、マックス(フェルスタッペン)が経験豊富な先輩ドライバーの役割を引き継ぐことになるだろう。ピエールは、とても競争力のあるチームメイトに対抗しなければならない」
レッドブルは、2月7日に23歳の誕生日を迎えるガスリーと、21歳のフェルスタッペンという若いドライバーラインアップになるが、フェルスタッペンはすでに丸4シーズンF1を戦っている。ホーナーも、すぐにガスリーがフェルスタッペンと互角に戦えるようになるとは思っていないようだが、同時にガスリーは何をする必要があるか、しっかりと認識しているはずだと話した。
「もちろん、それは容易なことではないだろう。しかし彼(ガスリー)は自分に何が期待されているか分かっている」
「そして実際のところドライバーふたりの経験と、彼らにかけられていた期待が大きかったこれまでのシーズンよりは、はるかに簡単なシナリオだ」
またホーナーは、力強い形で2018シーズンを終えたフェルスタッペンについて、常にベストを尽くすことができるようなドライバーに成長したと確信している。
「彼はとても若く、常に学習を続けているドライバーだ」と、ホーナーはフェルスタッペンについてコメントした。
「どんなドライバーでも、ミスを犯すことはあると思う。2018年も、我々はそれを見てきた。その中でも、彼は経験を積むにつれて非常にうまく対応できるようになってきていると思う」
この記事について
シリーズ | F1 |
ドライバー | ピエール ガスリー |
チーム | レッドブル・ホンダ 発売中 |
執筆者 | Jonathan Noble |