レッドブル、サンパウロでの“チームオーダー問題”に関して「いくつかミスがあった」と声明を発表。関係者への中傷には遺憾の意
レッドブルは、サンパウロGPのチームオーダーを巡って「いくつかのミス」があったことを認めたが、ドライバーに対する中傷を非難する動きを見せた。
写真:: Red Bull Content Pool
F1サンパウロGPでは、レッドブルのチームオーダーに関する騒動が大きな話題となった。マックス・フェルスタッペンはファイナルラップに、一度抜いたセルジオ・ペレスにポジションを元に戻すように指示されたが、過去に起きたことを理由にそれを拒否。ペレスの前でフィニッシュしたのだ。
レッドブルはレース後にふたりと話し合い、この問題に一線を引いたが、そこから数日間のソーシャルメディアはこの話題で持ちきりとなっていた。
中にはドライバーに対する誹謗中傷も多く見られる事態となったが、レッドブルはアブダビGPを前に声明を発表し、この一件について言及。チームが事前の想定をしておらず「いくつかのミス」を犯したことを認めた。
「残念なことに、マックスは必要な情報をすべて伝えられることなく、最終コーナーでポジションを譲るよう指示された」
「このことにより、常にオープンでフェアなチームプレイヤーであるマックスには対応する時間がほとんどなく、妥協せざるを得ない状況にあった。これは我々の意図とは異なるものであった」
「レース後にマックスと正直に話し合い、両ドライバーは未解決の問題や懸念事項を解決することができた」
「チームはマックスの言い分を聞き入れた。これは個人的な問題であるため非公開とし、これ以上コメントすることはない」
また声明には、ソーシャルメディア上で起こったドライバーへの攻撃について「容認できない」と記されており、毅然とした態度をとるとしている。
「ネット上でのマックス、チェコ(ペレス)とその家族、チームに対する誹謗中傷はショッキングで悲しいものであり、スポーツとして対処すべき問題である」
「レース界においても社会全体においても、こういったことが許される余地はない。結局のところこれはスポーツであり、我々はレースをするためにここにいる。脅迫や家族に対する罵詈雑言は嘆かわしいことだ」
「我々は包括性を重視し、誰もが安全に働いてレースを楽しめる空間を望んでいる。こういった暴言は慎む必要がある」
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