苦しむレッドブル、マシンの不安定な挙動は空力が原因か。「何か異常がある」とチーム代表
レッドブルは、今季のマシン『RB16』に何らかの異常があり、それが不安定な挙動の原因となっていると考えているようだ。
写真:: Charles Coates / Motorsport Images
レッドブルは、今季のマシン『RB16』で王者メルセデスに挑戦することを期待して2020シーズンに臨んだ。
しかしこれまでのところ、メルセデスにとっての脅威にはなれていない。ドライバーのマックス・フェルスタッペンとアレクサンダー・アルボンは、RB16のトリッキーな挙動に苦しめられている。
第3戦ハンガリーGPでは、チームとフェルスタッペンが素晴らしいパフォーマンスを発揮し、ルイス・ハミルトン(メルセデス)に次ぐ2位を獲得したが、レッドブルはこの結果に勘違いすることなく、状況の改善が必要だと考えている。
チーム代表のクリスチャン・ホーナーは、「マシンに何らかの異常があり、それが我々の予想通りにクルマが機能しない原因になっている」と話した。
「多くの作業を行なってその原因を理解し、今後のレースのためにそれに対処することになる。(フェルスタッペンは)非常に強力だったと思うが、それでもメルセデスはかなりのペースを誇っている」
ホーナーは、特定のコンディションでRB16が予測不可能なマシンになってしまう理由の解明に、チームは力を注いでいると語った。
「空気力学的に想定外の作用をしていると思う。それを理解し、対処することが言うまでもなく大切だ」
「特定の状況では、クルマは予想通りに機能している。ハンガリーGPの週末から、非常に優れたデータが得られたと思う。言うまでもなく、チームはできるだけ早く問題を解決するために懸命に取り組んでいる」
メルセデスとのギャップを縮めることができると思うかと訊かれたホーナーは、「ギャップは大きいが、RB16がどれだけのパフォーマンスを発揮できるかによって異なるだろう」と答えた。
「クルマのベースが適切なものであるのは分かっている。我々のシミュレーションツールが予測している通りにクルマが機能していないだけなんだ」
「我々はその原因を理解する必要がある。そして、我々が達成すべき目標をクリアしているかどうかを確認しなければならない。データはたくさんあると思うし、チームはこの問題を乗り越えるために懸命に働いている」
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