レッドブルF1、ホンダPUの”進歩”疑うメルセデスのコメントに困惑「2基目のPUは1基目と全く同じ仕様」

レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、メルセデスがフランスGPでホンダPUが進化したと考えている理由が分からないと語った。

レッドブルF1、ホンダPUの”進歩”疑うメルセデスのコメントに困惑「2基目のPUは1基目と全く同じ仕様」

 F1第7戦フランスGPでは、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが優勝した。レッドブルのマシンはフリー走行からストレートスピードが優れたセットアップとなっており、レース中盤にフェルスタッペンがルイス・ハミルトン(メルセデス)を抑えておく上でも、ストレートでのアドバンテージは役に立ったように思える。

 レッドブルはローダウンフォース仕様の小さいリヤウイングを採用。空気抵抗を減らしてストレートスピードを向上していたが、メルセデスはパワーユニット(PU)の変更が関係しているのではないかと疑っていた。

Read Also:

 ホンダはフランスGPで、レッドブルの2台とピエール・ガスリー(アルファタウリ)のマシンに2基目のPUを投入している。一方、メルセデスは前戦アゼルバイジャンGPで新たなPUの使用を開始している。

 メルセデスのトト・ウルフ代表は、フランスGPでのレッドブルの速さについて、次のようにコメントしている。

「彼らは2基目のPUを導入することで大きな前進を遂げた。それに彼らのクルマが素晴らしいのは間違いない」

 しかし現在F1のホモロゲーション規則では、各チームはシーズン中、同じ仕様のPUを使用しなければならない。新しいPUは、マイレージを重ねたPUよりもハードに使うことができるという側面があるとはいえ、大幅なパワーアップは不可能だ。

 レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、ウルフの発言を受けて次のように語った。

「我々は(PUの)開発が許されていない」

「彼が何を言っているのか、私には分からない。私が思うに、2基目のPUは1基目と全く同じ仕様なのだ。リヤウイングをかなり小さくしたので、ストレートラインでのパフォーマンスが高かったのだと思う。ホンダは素晴らしい仕事をしているが、急激に大幅なパワーアップはできない」

 ホンダの田辺豊治F1テクニカルディレクターは、レッドブルがマシンの空力アップデートを進める一方で、ホンダもエネルギー管理を改善しているため、PUの性能をより有効活用できるようになっているのだろうと考えている。

「チーム側は、レースごとに進歩できるように新しいパーツを導入しています」と、彼は語った。

「PUの仕様は常に同じですが、私たちはそれぞれのサーキットの特性を見ながら、エネルギーマネジメントの方法などをレースごとに学んでいます」

「そうした日々の進歩が、現在の改善につながっていると思います」

 
 

Read Also:

シェア
コメント
F1アブダビGP開催のヤス・マリーナ・サーキット、レイアウト改修を実施。オーバーテイク促進を目指す

前の記事

F1アブダビGP開催のヤス・マリーナ・サーキット、レイアウト改修を実施。オーバーテイク促進を目指す

次の記事

ベッテル、3戦連続入賞……アストンマーチンのマシンにはもう慣れた?「接戦だから少しでもポイントを獲らなきゃ」

ベッテル、3戦連続入賞……アストンマーチンのマシンにはもう慣れた?「接戦だから少しでもポイントを獲らなきゃ」
コメントを読み込む