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”ディスられた”レッドブルのアンサー。予算超過疑惑でライバルF1チームが向けた「中傷発言」に対抗策検討

レッドブルは、予算上限の超過疑惑について厳罰を要求しているライバルチームが”中傷的な”コメントを撤回しない場合、何らかの行動を起こすことを検討すると牽制している。

Press Conference Christian Horner, Team Principal, Red Bull Racing

写真:: Glenn Dunbar / Motorsport Images

 1億4500万ドル(10月2日現在のレートで約210億円)という予算制限レギュレーションの下争われた2021年シーズン。シンガポールGPを前に、10チーム中2チームがその上限を超過したという疑惑が浮上。パドックを騒がせている。

 その2チームとして名前が挙げられているのは、アストンマーチンとレッドブル。FIAは違反チームの有無を明らかにしておらず、両チームともこの件については否定的な姿勢を見せている。

 FIAは、10月5日(水)に上限を下回っていたチームに対して遵守証明書を発行することとなっており、そこで違反チームの有無が明らかになる。つまり、実情を確認するにはその期日を待つ必要があるのだ。

 しかしメルセデスのチーム代表であるトト・ウルフとフェラーリのレーシングディレクターであるローラン・メキースは、その2チームの違反は「公然の秘密」だというコメントを残している。

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 ふたりのコメントはレッドブルを名指しで非難していた訳ではなく、全体的な状況を語ったまでに過ぎないが、これに対してレッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は難色を示している。

 予選日の午前中、シンガポールGPの記者会見に登場した怒りに燃えるホーナーは、メルセデスとフェラーリがコメントを撤回しない場合、チームは何らかの行動を採る用意があると牽制している。

「これらの発言が明確に撤回されない限り、我々はこれを非常に深刻に受け止め、どのような選択肢があるのかを検討することとなる」

「金曜日に行なわれたような、チームやブランド、さらにはF1の名誉を傷つける発言は絶対に容認できない」

Max Verstappen, Red Bull Racing RB18

Max Verstappen, Red Bull Racing RB18

Photo by: Zak Mauger / Motorsport Images

 またホーナーは、レッドブルでさえ関知しない中で、どこでライバルチームがレギュレーション違反の可能性を嗅ぎつけたのかと疑いの目を向けている。

「これはチームとFIAの間で交わされるプライベートなモノだ」とホーナーは続ける。

「だから、いったいどうやって他チームが我々の提出物の詳細を知ることができるのか?」

「そしてどうやったら他のチームが違反していると分かるのか?」

 そしてホーナーは、チームのマックス・フェルスタッペンの2冠達成が間近に迫る中で、ライバル勢が予算制限レギュレーションの状況を利用して、レッドブルに泥を塗ることは「卑怯だ」とも考えているようだ。

 ホーナーは次のように語る。

「このような非難が行なわれる時、自分が完璧でないのなら他の人を批判しない方がいいだろう。我々はこうした発言に憤慨し、とても深刻に受け止めている」

「マックスが世界タイトル獲得に向けて、ここでチャンスを掴んだのは偶然なのか。彼が今年成し遂げてきた驚異的なパフォーマンスではなく、我々はここで予算制限ばかり話している」

「私としては、これは今季のレースパフォーマンス不足を目立たなくさせるために用意された卑怯な戦術だろうと考えている。去年、今年、来年について指摘された場合、我々は極めて深刻に受け止めるつもりだ」

「これはFIAが対処すべき問題であるのと同時に、レッドブルがこれらの発言に対してどのような姿勢を採るかを検討することでもある」

 そして改めて、昨年チームは1億4500万ドルという制限内で運営されたと強調した。

「我々は3月に書類を提出し。上限を下回っていると100%信じている」とホーナーは言う。 

「もちろん、その提出には監査人の署名が必要になるし、我々の監査人はビッグスリーのひとつだ。それからFIAのプロセスを経ることとなる」

「我々は今、疑問や解釈が提起され、議論が行なわれる監査と少し似た状況にいる。このプロセスはFIAと進行中で、現時点ではまだ完了していない。金曜日の夕方に発表した声明の中で、FIAもそれを明らかにしたと思う」

「そのプロセスの最終結果を興味深く待ち望んでいる。ただ我々としては、絶対に上限を遵守していると確信している」

 
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