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レッドブルF1のふたり、ルクレールの”新品ソフトタイヤ1セット温存”戦略を心配せず「僕らには熱入れだけしたタイヤがあるから大丈夫」

レッドブルのふたりのドライバーは、F1バーレーンGPの予選でフェラーリのシャルル・ルクレールが新品のソフトタイヤを1セット温存したことについて、特に気にしていないようだ。

Charles Leclerc, Ferrari SF-23

Ferrari

 F1バーレーンGPの予選で、フェラーリのシャルル・ルクレールは予選Q3のアタックを1度きりに留めることで、新品のソフトタイヤを1セット決勝に向けて温存することを選択した。しかしレッドブル陣営は、このルクレールの戦略について、特に気にしていないという。

 バーレーンGPの予選ではレッドブル勢は前評判通りの速さを見せ、マックス・フェルスタッペンがポールポジション、セルジオ・ペレスが2番手とフロントロウを独占した。

 3番手につけたのはフェラーリのルクレール。ルクレールは今回レッドブル勢に挑むのは難しいのではないかと思われていたが、その予想を覆し、フェルスタッペンまで0.152秒差に迫るタイムを記録した。しかもルクレールは、予選Q3のアタックを1回限りで切り上げ、決勝レースに向けて新品のソフトタイヤを1セット温存する作戦に打って出た。

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 フェラーリは昨シーズンから、デグラデーション(タイヤの性能劣化に伴うタイムへの影響)が大きく、それに対処するための作戦だと言える。プレシーズンテストでも、フェラーリのデグラデーションは大きいように見えた。

 この戦略によってどれだけの利益を享受できると思うかと尋ねられたルクレールは、motorsport.comに対して次のように語った。

「少しグリップを得られる。それだけだよ」

「それが状況を変えることになるかどうかは分からない」

 レッドブルのふたりも、ルクレールと同じ記者会見に出席していた。その場で、ルクレールの戦略について尋ねられたフェルスタッペンは「アウトラップだけ走ったタイヤが1セットあるから、大丈夫なはずだ」と語った。

 予選Q1でレッドブルのふたりは、新品のソフトタイヤを履いてコースイン。しかしルクレールのマシンから脱落したパーツを回収するために赤旗が出されると、タイムを計測せずにピットに戻った。セッションが再開された後は、当初履いていたタイヤでコースインし、タイムを計測。結果的にはこのタイムでQ1を突破することになったものの、セッション終盤には他車のタイムアップを警戒して2セット目のタイヤを履いてコースインしている。ただ、他車のタイムアップはレッドブル勢の脅威とはならず、タイムを計測せずにピットに戻っている。この時の比較的新しい、熱入れだけを完了したタイヤが、まだ残っているのだ。

 バーレーンGPは、ソフトタイヤでスタートする2ストップ戦略が主流、特にソフト→ハード→ハードと繋ぐのが最適解だと考えられている。ただレッドブルはハードタイヤを1セットしか残しておらず、代わりに新品のミディアムが1セット残っている。つまりソフト→ミディアム→ハードとなるはずだ。一方でフェラーリは、ハードが2セット残っている一方、新品のミディアムの残りはゼロである。

 前述の通りフェラーリは、テストでは厳しいデグラデーションに見舞われていた。しかし金曜日のFP2でのデグラデーションの具合は小さく、弱点を解消したようにも見える。これは決勝に向けた励ましとなるかと尋ねられたルクレールは、次のように語った。

「レース全体を通じて、タイヤを労わるためのプロセスは改善したと思う」

 そうルクレールは言う。

「でもFP2を見ると、ペースの面でもタイヤのデグラデーションの面でも、レッドブルよりもかなり遅いと感じている」

「だから、明日どこにいるのか、その正確な位置を確認する必要がある」

「でも自分達のことだけを見れば、一歩前進できたように感じる。それで十分かどうかは分からないけどね」

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 ルクレールは、レッドブルを打ち負かせる可能性について、現実的になる必要があると考えている。そして大躍進を遂げたアストンマーチンもレースペースの面で優れており、脅威に感じているという。

「レッドブルとアストンマーチンは、レースで本当に速いみたいだ。だからこそ、スタートポジションをひとつかふたつ失うことになったとしても、全てのチャンスを活かすために、新品タイヤを残しておくということをQ3で選択したと思う」

 そうルクレールは説明する。

「それが正しい選択だったと確信している。明日どうなるか見てみよう」

 
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