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PU出力モード制限は、ホンダとメルセデスの差を縮めることになる?

レッドブルのモータースポーツ・アドバイザーであるヘルムート・マルコは、チームのパートナーであるホンダは、”パーティモード”が禁止されることからメリットを享受できると考えている。

Max Verstappen, Red Bull Racing RB16

Andy Hone / Motorsport Images

 F1では今週末のイタリアGPから、予選1周アタックのパワーブーストを実現するのに役立つ、特別なパワーユニットモードを使うことができなくなる。このため各チームは、予選とレースをほぼ同じモードで走る必要が生じる。

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 ”パーティモード”などと呼ばれるこの予選専用モードは、特にメルセデスが活用してきたことがよく知られている。推定値では、メルセデスはこのパーティモードを使用することで、ホンダやルノーよりも28馬力も大きな出力を実現していると言われている。しかしこのパーティモードが使えなくなっても、メルセデスの優位性が完全に消滅するかどうかは懐疑的だとも言われている。

 なお予選で出力を上げないことになる分を、レースでの出力を引き上げることに振り分けることもできる。そうなれば、メルセデスが決勝レースでのアドバンテージを広げるだけではないか……そんな見方もある。

 しかしレッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコは、今回の変更により、メルセデスが持つ優位性が減少し、レッドブルが差を縮めることができると考えている。

「メルセデスが、パワーを向上させたモードで長く走ることができるというのは、確かに事実かもしれない」

 そうマルコはmotorsport.comに対して語った。

「しかし予選での明らかな優位はもはやないだろう。これは、レース中にピットストップする際のインラップとアウトラップにも適用される」

「(メルセデスのバルテリ)ボッタスは、オーバーテイクが少なくなると示唆している。しかしその発言は、彼らがオーバーテイクをする時には、全てフルスロットルで走っていたということを意味しているだろう」

「今回のことにより、我々は少し近付けることになるだろうと信じている。そして全てがうまくいけば、我々のレースペースはかなり良いはずだ」

 なおパーティモードを使えなくなったとしても、予選でのメルセデスの優位性は変わらないと見る向きもある。しかしマルコは、メルセデスは明らかにその優位性を失うことになるだろうと考えている。

「Q1とQ2を見ると、我々は比較的同じような戦力にあるように見える」

 メルセデスとレッドブルの差について尋ねられたマルコはそう語った。

「しかし、Q3だけで突然その差が大きくなる。つまり、モード間の差がどれだけ大きいかということを意味している。しかし、それがどれだけ大きいのかを正確に語るのはとても難しいことだ」

 マルコはまた、今回の変更によりルノーにも影響が及ぶと考えている。ルノーのパワーは今年、ホンダに匹敵するモノとなっている。

「ルノーも、比較的良い予選モードを持っている」

 そうマルコは語る。

「しかしレースでは、彼らの方が我々よりも弱い」

「予選でのルノーのレベルは、我々と同等か少し上だ。でもレースでの我々は、出力の面でメルセデスの後方2番手のポジションにいる」

 メルセデスがレースでそれほどのパワーアップを果たすことはできないだろうと考える理由は、燃料消費量が制限を超えてしまうからだとマルコは言う。

「この新しい技術指令が、我々のパフォーマンスをこれまで以上に近づけることは確かだと思う」

 そうマルコは付け加えた。

「結局のところ、彼らがより強いモードで長く走れるかどうかというだけではない。燃料消費量も大きな要因を果たすことになる」

「燃料を消費できる量は限られている。強いモードで長い距離を走ると、燃料消費量が多すぎるんだ。そういったいくつかの要因があるんだ」

「今年は我々にとって、燃料消費量がひっ迫するようなレースはなかった。もちろん、リフト&コースト(アクセルをオフにし、惰性で進む状況)を行なってはいるが、レースのパフォーマンスに決定的な何かを及ぼすようなモノではなかった」

「燃料消費量という観点で、我々とメルセデスをどのように比較すべきかを判断するのは難しい。しかし論理的には、出力を上げれば上げるほど、燃料消費量も多くなるはずだ」

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