登録

Sign up for free

  • Get quick access to your favorite articles

  • Manage alerts on breaking news and favorite drivers

  • Make your voice heard with article commenting.

Motorsport prime

Discover premium content
登録

エディション

日本

レッドブル、フェルスタッペンvsハミルトンの再現VTR提出の意図を説明「フィルミングデー自体は既決事項だった」

レッドブル・ホンダは、シルバーストンサーキットで実施したフィルミングデーで、リザーブドライバーのアレクサンダー・アルボンにマックス・フェルスタッペンと接触を起こしたルイス・ハミルトンの走りを再現させた理由について明らかにした。

SI202107030155_hires_jpeg_24bit_rgb

 レッドブル・ホンダは、先日シルバーストンサーキットで実施したフィルミングデーにおいて、F1第10戦イギリスGPで物議を醸したインシデントの再現映像を作成した理由を明らかにした。

 イギリスGP決勝のオープニングラップでルイス・ハミルトン(メルセデス)と接触したことでマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がクラッシュアウトしたインシデントを受け、レッドブル陣営はFIAに対し再検証をするよう要求していた。

 同レースを制したハミルトンには、レース中に接触を引き起こしたとして、10秒のタイムペナルティが科された。しかし、その裁定を不十分と考えるレッドブルは、スチュワードに再検証の余地があると思わせるべく新たな証拠を提出した。

 FIA曰く、チームから提出された証拠のひとつは、2019年のマシン「RB15」を用いてアレクサンダー・アルボンがハミルトンの1周目の走行ラインを再現した映像だったという。

Read Also:

 証拠提出についてレッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、アルボンの走行を通じて、ハミルトンがその速度と走行ラインではコプス・コーナーを周りきれないというシミュレーションデータを裏付けたいと考えていたと語った。

 また、ホーナーはフィルミングデーでの走行は、この検証のためだけに行なわれたものではないと説明した。

「この日は、2年落ちのマシンを使用してのプロモーション用のフィルミングデーで、テストは事前から計画されていたものだ」と彼は言う。

「我々のリザーブドライバーが、レースにいつでも出られるように鋭気を養うためのものだ。この日は以前から予定されていたものであって、再現映像作成のため特別に用意されたものではない」

「ドライバーのシミュレーター作業を始めとするチームのシミュレーションを裏付けるために、アレックスに同じ様なラインを走行してもらい、そのラインを走った場合の結果と、どこでブレーキングすべきかを確認した」

「ルイスがあのラインで出したスピードに到達することはできなかった。しかし、コンディションという点においては、とても近似値は高かった。これまでのシミュレーションから算出された結果を再確認するための有益なデータを得ることができた」

Christian Horner, Team Principal, Red Bull Racing

Christian Horner, Team Principal, Red Bull Racing

Photo by: Mark Sutton / Motorsport Images

 スチュワードへ提出された証拠の中には、その他にも、フェルスタッペンとハミルトンのGPSデータに基づいた映像や、レース後半でハミルトンが同じくコプスコーナーでシャルル・ルクレール(フェラーリ)をイン側からパスした際の動きも含まれていた。

 FIAの国際スポーティングコード第14条によると、再検証を要求するためには”重要かつ関連性のある新証拠”を提出する必要がある。F1第11戦ハンガリーGPに先んじて行なわれた公聴会において、スチュワードはレッドブルから提出された証拠は”新証拠”に当たらないとして、イギリスGPでのインシデントを再検証するという要求を棄却した。

 しかし、ホーナーは問題を追求したことについて後悔はしていないと語った。

「事故のデータや深刻さを考慮して、当時決定を下したスチュワードが目にしていないデータがあると感じていた」と彼は言う。

「だから我々は、スチュワードにデータを提示したのだ」

「昨日、彼らはデータやマシンの位置取り、マシンの速度について議論するための公平な公聴会を開いてくれた。ルイスがコーナーを周り切るためには23メートル手前でブレーキをかけなければならなかったこと、マックスがシャルル・ルクレールと同じ走行ラインを取っていたこと、そしてルイスが(ルクレールに対して行なったオーバーテイクと)同じアプローチを取っていれば、シャルルの時と同じ結果になったことは事実だ」

「データを提出して、フェアな公聴会が開かれたと感じている。スチュワードは国際スポーティングコードを照らし合わせた結果、それを新たな証拠だと判断しなかったため、再審理を行なうことにはならなかった。しかし、私たちはそれを受け入れるつもりだ」

「考えうる利益を得るためにあらゆる手段を講じるのがF1だ。もちろん、あれだけの速度と衝撃の大きな事故が起きれば、当然大規模な調査を行なうことになる」

「しかし、我々としてはスチュワードの最終的な裁定が下ったことで、この件は決着したと考えている。これからは、今週末とチャンピオンシップの残りのレースに集中するつもりだ」

 
 

Read Also:

Be part of Motorsport community

Join the conversation
前の記事 7度のF1王者ミハエル・シューマッハーを描くドキュメンタリー映画、9月にNetflixで公開へ
次の記事 フェルスタッペン、大クラッシュ後の自信回復の鍵は”自宅シミュレーター”での走り込み?

Top Comments

コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?

Sign up for free

  • Get quick access to your favorite articles

  • Manage alerts on breaking news and favorite drivers

  • Make your voice heard with article commenting.

Motorsport prime

Discover premium content
登録

エディション

日本