フェルスタッペン父とメルセデスの公然トーク、移籍話とは無関係? 「先週ニュルで走ってるし普通のこと」とレッドブル代表
F1カナダGPではマックス・フェルスタッペンの父ヨスと、メルセデスF1代表が話をしている様子が様々な憶測を呼んでいるが、レッドブル代表は「そこに何らかの意図があったとは思わない」と語った。
F1カナダGPのパドックでは、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)の父ヨスが、メルセデスF1代表のトト・ウルフと親しげに話している様子が話題となり、様々な憶測を呼んだ。
フェルスタッペンはレッドブルと2028年までの契約を結んでいるものの、メルセデスとの交渉や移籍がこの2年間は常にウワサとなってきた。フェルスタッペンがチームのマシンの競争力が安定しないことに、明らかにフラストレーションを抱いていて、パフォーマンス条項を行使し契約解除するのではないかと言われてきた。
そして実際、メルセデスのウルフ代表もこれまで話し合いを行なってきたことは認めている。
ただ今回の件については、どこか「意図的に演出された」雰囲気があった。もしウルフとフェルスタッペン側が秘密裏に交渉したいのであれば、メルセデスのホスピタリティユニットの外、しかも正面入口の前で、パドック中から丸見えの状態で話すはずがないだろう。しかもそのタイミングは、ちょうどメディアがアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)の定例会見のために到着していた時間帯だった。
ではその狙いは、2026年シーズン序盤が期待外れとなっているレッドブルに対し、さらなるプレッシャーをかけることだったのだろうか?
しかしチーム代表のローレン・メキーズは、今回目撃されたことに特別な意図はなく、周囲が深読みしすぎていると語った。
「外部から見ると面白そうに見えるのはわかる。だが、特別な意図があったとは本当に思っていない」
メキーズ代表は、あのシーンから「何かメッセージを送られていると思うか」と尋ねられた際、そう答えた。
「こういう人たちが少し話しただけでも、どうせ話題になるんだ。我々は普段からマックスともヨスとも頻繁に話しているし、彼らがトトと会話するのも完全に自然なことだ。マックスは先週、(ニュルブルクリンク24時間レースで)メルセデスのGT3マシンを走らせていたんだからね」
「だから本当に、何かメッセージを送るためのゲームの一部だとは思っていない」
Mercedes deputy team principal Bradley Lord also entered the not-remotely-covert chat between Wolff and Verstappen
Photo by: Clive Mason/Getty Images
一方でフェルスタッペンの将来に関する疑問も完全に氷解したわけではない。今季導入の新レギュレーションに対し非常に批判的なフェルスタッペンは、F1を引退する可能性すら示唆してきた。
直近では2027年に向けて内燃エンジンと電動パワーの出力割合を60:40へと変更する動きが進んでおり、フェルスタッペンは「残留を考える要因になりうる」と認めている。
しかし60:40への変更に関する「原則合意」も万全ではない。パワーユニットメーカーの反対によってハードウェア変更を迅速に進めるために必要な特別多数の賛成が得られなかったことがわかっている。
メキーズ代表は、2027年の変更案が実施されるか、それとも骨抜きにされるかによって、フェルスタッペンのF1残留意思が左右されると思うかと尋ねられると、次のように語った。
「マックスはこのスポーツを本当に大切にしている。彼がここまで率直に発言するのは、F1がモータースポーツの頂点であり続けてほしいと心から思っているからだ」
「彼は、たぶん多くの皆さんと同じように、全開の予選アタックを見たいと思っている。コーナーでラップタイムを失うことを気にせず、最速のドライバーたちが限界まで攻められる状態を望んでいるんだ」
「そして、FIA、F1、全チームを含めた関係者たちが、『そうだ、この問題には対処しなければならない』と非常にオープンな姿勢を見せているのは素晴らしいことだ」
「だからこそ、我々全員が問題を改善するために動こうとしている姿勢を見て、彼にとっても、我々にとっても励みになっているはずだ。そしてそれは、このスポーツにとって重要なことだと思う」
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