レッドブルRB21、F1日本GPで3ヵ所にアップデート投入。マシン後部の空力&冷却の最適化進める
レッドブルはF1第3戦日本GPに向けて、RB21にアップデートを3ヵ所投入している。
Detail Red Bull RB21
写真:: Giorgio Piola
レッドブルは、F1第3戦日本GPで今季マシンRB21を3ヵ所アップデートしたことが明らかとなった。
アップデートのうちのひとつがエンジンカバー後部、中央の冷却口だ。FIAの公式文書によると、この縦横比が変更されており、これによりリヤウイングとビームウイングへと流れる気流を整え、この部分でのロスを減らすと共に冷却の最適化を図るとしている。
また、リヤタイヤ周辺には2ヵ所アップデートが入っており、リヤブレーキの排出ダクトには、今後のレースに備えブランキング(一部を塞ぐこと)オプション付きの大型ダクトを導入したという。
さらにリヤサスペンションのロワーウィッシュボーンシュラウドやフェアリングが微調整されている。
レッドブルのチーフエンジニアであるポール・モナハンは、チームが今週末からRB21に導入するエンジンカバーの改良について、さらに詳しい見解を示した。motorsport.comやその他のメディアの取材に応じた彼は、次のように説明した。
「誰もが車両中央に冷却口を備えているよね。必要ならサイドのルーバーで補うこともできる」
「そこから出る空気はボディ上部を通過する気流と混ざり合ったり、乱れたりするんだ。言うまでもなく、望んでいるほどきれいな状態ではないんだ。そしてそのすぐ下流にはリヤウイングがある。だから上手くやれれば、リヤウイングの性能に与える影響を最小限にできる」
「それ(排気)はメインウイングの下、ビームウイングの上に出てくる。ビームウイング下側の圧力を低く維持しようとすると、それ(排気)を他に流す必要がある」
「ダウンウォッシュがうまくいけば、隙間(リヤウイングの下、ビームウイングの上)を通り抜けていく。だから我々は、それを少し強化するために小さな改良を行おうとしている。それだけだ」
「少しの出費でそれができたし、ここに持ってくる時間もできたから、ここで投入したんだ」
このアップデートがパフォーマンスを追求するためのモノなのか、信頼性向上のためなのかと聞かれ、次のように付け加えた。
「それによってマシンをよりクローズに(冷却口を閉じて)走らせることができるし、リヤウイングへのダメージも少なくなる。これは小さな勝利だ。それを受け取ろう」
オーストラリアGPのFP3でチームとリアム・ローソンにとって問題となったターボ関連の空気漏れトラブルは、今回のアップデートで改善されているのだろうかという質問に、モナハンは次のように答えている。
「いや、それは全く関係ない。エンジンのブースト側がブーストをキープできていなかったんだ。だからそれはトップボディからの気流がどうこうではないんだ。残念ながら、それでリアムはFP3を走れなかったが、エンジンを下ろしてパイプを外し、エンジンを戻したら走ることができたから関係はない」
またFIAの文書ではリヤサスペンションの変更について、次のように説明されている。
「レース間隔が空いたことで、局地的なフローコンディションに合わせた改良型ウィッシュボーンシュラウドが、ブレーキダクトアッセンブリーへのフェアリングとともに適用された」
レッドブルはコントロールが難しいと言われているRB21のドライバビリティを改善し、そのポテンシャルを解放するべく、マシンの開発を進めている。
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