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角田裕毅の最大のライバル。レッドブル育成のダルバラ、2021年のF1シート獲得を目指す

レッドブル育成に加わったユアン・ダルバラは、F2でのデビューシーズンで結果を残し、2021年にF1のレースシートを得ることを目標としている。

Jehan Daruvala, Carlin

Jehan Daruvala, Carlin

Joe Portlock / Motorsport Images

 レッドブルの育成ドライバーであるユアン・ダルバラは、FIA F2選手権参戦初年度で好成績を残し、2021年のF1昇格を目指していると語った。

 フォースインディアのドライバーアカデミーの元メンバーであるダルバラは、昨年プレマ・レーシングから参戦したFIA F3選手権でランキング3位を獲得。今年2月にはレッドブルの育成ドライバーの一員に選ばれた。

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 今季からダルバラはF2に参戦。角田裕毅と同じく、カーリンからF1を目指して新たな挑戦をすることになる。つまりカーリンは、F1昇格を目指すレッドブル育成ドライバーをふたり抱えているのだ。

 昨年、角田はイェンツァー・モータースポーツに所属。チームの全ポイントをひとりで稼ぎ、ランキング9位を獲得している。

 F2はF1と同じく、今週末のオーストリアで開幕を迎える。ダルバラは、2021年のF1昇格を目指して、最後までチャンピオン争いに残りたいと述べた。

「昨年はブダペストの1ラウンドを除き、シーズン全体を通じて成績を残せた」

 そうダルバラはmotorsport.comに語った。

「僕は最後までチャンピオンシップを巡って戦ったけど、今年も同じであることを願っている。一貫してポイントを獲得し、最後まで戦い続ける」

「僕は目標を設定していない。でも競争力は持ちたい。シーズン終盤までトップ3にいたいし、F2でトップだということを証明して、F1に行きたい」

「言うまでもなく、僕は今レッドブルのジュニア・チームの一員だから、F1に行ける可能性はあるが、それは良い結果を残せなければ実現しない。だから僕はシーズンに集中し、上位でシーズンを終えたい。そして、自分がF1シートに値することを証明するんだ」

 ダルバラにとって、カーリンはユーロF3時代の2017年と2018年に所属していた古巣だ。それぞれのシーズンで1勝を挙げており、2017年はランキング6位、2018年は10位だった。

「2年ぶりにカーリンに戻ってきた。彼らは2018年にF2でチームチャンピオンになっているし、昨年も非常に競争力があった。だから、僕は問題があるとは全く思っていない」

「過去数年に渡って、彼らのクルマはとても優れていた。ホイールリムが大きくなって、タイヤが大きくなること以外、今年はレギュレーションに大きな変更はない。だから、クルマには競争力があるはずだと思う。僕はそれを楽しみにしている」

「今年はF3から昇格したルーキーが多い。そのうちの多くは昨年競争力があり、上位でフィニッシュしていた。F2でそれが大きく変わるとは思わない。経験豊富なドライバーとルーキーたちが厳しい戦いを繰り広げるだろう」

「僕は挑戦を楽しみにしている。今季のF2は競争の激しいシーズンになるだろう。最高のバトルに参加して、F1に昇格する準備ができていることを証明したい」

 

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