レッドブル、アルボンのF1復帰を検討?「来年の彼にF1での選択肢があるかどうかを検討している」
セルジオ・ペレスとの契約を2022年まで延長したレッドブルは、アレクサンダー・アルボンが来年F1に参戦するための他の選択肢を検討しているようだ。

レッドブルは、セルジオ・ペレスとの契約を2022年まで延長したことを発表。これにより来季はマックス・フェルスタッペンとペレスのコンビを継続することになった。レッドブルの決定は、アレクサンダー・アルボンのF1復帰の道筋がひとつ消えたことを意味すると言えるだろう。
アルボンは2019年にトロロッソ(現アルファタウリ)からF1デビューした後、わずか12レースでレッドブルへと昇格した。しかし成績は振るわず、2020年シーズン終了後にシートをペレスに譲る形となった。
アルボンは現在、リザーブおよびテストドライバーとしてレッドブルのF1活動に携わり、2022年のマシン開発に貢献している一方、DTMにも参戦している。
レッドブルの来季シートは埋まったため、アルボンがF1に復帰する場合、最も高い可能性はアルファタウリからの参戦だろう。しかし当のアルファタウリは、今季ドライバーのピエール・ガスリーと角田裕毅のペアを来季も続投すると予想されている。
ペレスの契約延長が発表された後、クリスチャン・ホーナー代表はレッドブルが現在、アルボンが来年に向けて獲得できる他のF1シートがあるかどうかを検討していると明かした。
「アレックスは今でもチームの重要な役割を担っている」とホーナーは語った。
「彼は今年、重要な役割を果たしてきたし、これからもその役割を果たし続けるだろう」
「我々は、来年の彼にF1での選択肢があるかどうかを検討しているところだ。しかし、彼がレースシートに座らない場合でも、彼は今年と同じ役割を果たすことになるだろう」
レッドブル陣営以外で、ふたつのシートが空いているチームはアルファロメオとウイリアムズのみだ。レッドブルの支援を受けたドライバーが、レッドブルやアルファタウリ/トロロッソ以外のチームで走ったのは、2011年にHRTからデビューしたダニエル・リカルドが最後だ。
また、アルボンが来年インディカーに挑戦する可能性もあるようだ。アルボンは、インディアナポリス・モーター・スピードウェイで8月半ばに行なわれたインディカー第12戦に訪れていた。デイル・コイン・レーシングオーナーのデイル・コインによれば、アルボンは「多くの人と話をしていた」という。
ホーナーは、アルボンが「2022年に向けた膨大な作業」を行なっており、「重要な役割」を果たしていると語った。つまり、レッドブルにとってはもちろん”彼がレースに出る機会がない限り”、アルボンを現職にとどめておくことが重要なのだろう。
アルボンの今後について訊かれたホーナーは「それは分からない。しかし彼は有能で速いドライバーだ」と答えた。
「彼はDTMで良い仕事をしており、先週末には初優勝を果たしている。そして彼は、我々のチームで重要な役割を担っているんだ」
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