F1

レッドブル、メルセデスへの警戒緩めず。「彼らの時代は終わっていない」と挽回を予想

レッドブルは、シーズン序盤苦戦しているメルセデスがすぐに挽回し、チャンピオン争いの一角を担うはずだと、警戒を解いていない。

Jonathan Noble Christian Nimmervoll

編集: 2022/04/05 8:03

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Lewis Hamilton, Mercedes W13 Kevin Magnussen, Haas VF-22

 2022年シーズンのF1はこれまで、レッドブルとフェラーリがトップ争いを展開。メルセデスはマシンのポーパシングに苦しんでおり、苦戦を余儀なくされている。

 すでに一部ではメルセデスがタイトル争いに絡む可能性はないという声もある一方で、レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコは、メルセデスが依然として脅威であることに疑問を持っていないようだ。

 motorsport.comの姉妹媒体である『Formel1.de』の独占インタビューに応えたマルコは、シーズン序盤は混戦模様だった2013年、結局はレッドブルとセバスチャン・ベッテルが4連覇を達成したことを引き合いに出し、シーズン序盤の不調がメルセデスの時代の終わりを示しているわけではないと話した。

「このふたつ(レッドブルの2013年と今のメルセデス)は区別する必要がある」と彼は言う。

「2014年以降は、エンジンの新しいレギュレーションが導入され、メルセデスはその分野で信じられないほどの支配力を発揮していた」

「彼らは他の人たちよりも2秒は速かったが、それを見せていなかった。今はシャシーが変わり、エンジン面でもそれほど大きな差はない。もはやメルセデスは、ドアノブを回してすぐにパーティーができるような状態ではないんだ」

「しかし彼らのチームは大きいし、シャシー分野に本当に優秀な人材が揃っている」

「クルマのバウンドを抑えれば、必ず戻ってくると信じている。それにルイス・ハミルトンは今でも、(マックス)フェルスタッペンとは9ポイント差だ」

「これが時代の終わりだとは思わない。だがもしかしたら、同レベルの戦いになるかもしれない」

 メルセデスがポーパシングの問題克服に苦労しているのと同様に、メルセデスのパワーユニット(PU)も、もはやベンチマーク的な存在ではなくなっている。

 フェラーリだけでなく、フェラーリPUを使うカスタマーチームであるアルファロメオとハースが軒並み躍進した一方で、メルセデスPU勢は苦戦。第2戦サウジアラビアGPでは、予選Q3に進んだメルセデスPUを使うマシンは、ジョージ・ラッセル(メルセデス)1台のみだったのだ。

 マルコは、より持続可能性が高いE10燃料に今季から移行したことによる順位変動ではないかと考えている。

「メルセデスがなぜ遅れたのか、その理由はよく分からない」

「おそらく、合成エタノールの割合が5%から10%に増加したことと関係があるのだろう」

 メルセデスのトト・ウルフ代表は、新燃料への対応についてある程度自信を示していたが、マルコはこの点について「我々にとっても楽勝というわけではなかったし、すべて同じというわけではない」と話した。

「もちろん、我々はメルセデスのことを詳しく知っているわけではない。だが論理的に考えれば、燃料が原因であることは間違いないだろう。そしてもちろん、アンディ・コーウェル(元PU責任者)や優秀な人材が50人いなくなったのだから、その影響があるのはごく普通のことだ」

 メルセデスを去った50人が、今レッドブルにいるのかどうかを訊かれたマルコは、「まあ、そんなところだ」と答えた。

 

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