F1 イギリスGP

最速チームが二転三転……“不思議な”F1イギリスGP、レッドブル代表「タイヤが全ての要因」三つ巴の戦いは続く?

F1イギリスGPはトップチームのマクラーレン、メルセデス、レッドブルがそれぞれのポイントで最速となるレース展開となり、レッドブルを率いるクリスチャン・ホーナー代表は「とても奇妙だった」と語った。

Max Verstappen, Red Bull Racing RB20, Lando Norris, McLaren MCL38, Oscar Piastri, McLaren MCL38

Max Verstappen, Red Bull Racing RB20, Lando Norris, McLaren MCL38, Oscar Piastri, McLaren MCL38

写真:: Glenn Dunbar / Motorsport Images

 マクラーレン、メルセデス、レッドブルの3チームが優勝争いを展開したF1イギリスGP。結果的にメルセデスのルイス・ハミルトンに軍配が上がったが、レース中に最速のチームが、上記3チームの間で目まぐるしく移り変わる“不思議”な展開となった。

 今年、シーズン開幕当初はレッドブルが過去2年と同様の強さを見せていたが、ここ最近ではマクラーレンが最速マシンを手にしたと言われていた。しかしイギリスGPではメルセデスが速さを見せ多くの人を驚かせた。

 ただメルセデスがトップに躍り出たことよりも不可解だったのは、各マシンのペースが、レースを通じて変化したことだ。

 レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は「とても不思議なレースだった」と振り返り、次のように語った。

「彼ら(メルセデス)のマシンのペースを説明できるなら、そのチームはとても上手くやっていることになると思う。レースは揺れ動いていたからね」

「メルセデスは常に気温の低いコンディションに強く、かなり状況をコントロールできているようだ」

「雨が降るとルイスが力を取り戻し、マクラーレンも息を吹き返し、我々を抜いていった。レースは状況に応じて動いていた」

「あのようなコンディションでは、通常マックス(フェルスタッペン/レッドブル)も力を取り戻すはずだが、あの時点では苦戦していた」

George Russell, Mercedes F1 W15, Lewis Hamilton, Mercedes F1 W15, Max Verstappen, Red Bull Racing RB20

George Russell, Mercedes F1 W15, Lewis Hamilton, Mercedes F1 W15, Max Verstappen, Red Bull Racing RB20

写真: Sam Bagnall / Motorsport Images

「その後サーキットが乾き始めると、我々はルイスやランド(ノリス/マクラーレン)よりも0.6〜0.7秒速いラップを刻むことができた」

 各陣営のエンジニアたちは今後、レースデータに目を通し、パフォーマンス要因をより深く理解しようとするはずだ。ただホーナー代表は、何が影響していたのかについて独自の見解を持っている。

「タイヤが全ての要因だと思う」とホーナー代表は言う。

「ある時、暑いか寒いかというあるコンディションにおいて、タイヤが機能しているかどうかだと思うのだ」

「異なるマシンが、異なるコンディションでタイヤを機能させていた。サーキットがちょい濡れからウェット、そしてドライへと変化していく中で、その極端さを目の当たりにしたはずだ」

 このホーナー代表の考え方にはライバルチームも同意。様々な局面でマシンペースが大きく入れ替わっていた原因はタイヤにあるとしている。

 メルセデスのトト・ウルフ代表は次のように語った。

「序盤はペースをコントロールできていたし、とても勇気づけられた」

「その後雨が降り始め、マクラーレンが素晴らしいパフォーマンスを発揮しているのを見た。彼らは単純に、スイートスポットでタイヤを機能させることができた」

「そして我々のパフォーマンスも戻ってきた。他のコンディションでは、我々はコントロールできていたと思う」

 マクラーレンとしても、イギリスGPのトップ3チームのペース変化は興味深いモノだったようだ。

 実際マクラーレンを率いるアンドレア・ステラ代表は、イギリスGPはどのチームがF1でトップに立つかという点で、3チームが拮抗していることを示していると語った。

「マクラーレンが最高のマシンを手にしているという話があるが、我々はそれを上手く利用していると思う。そうだろう?」とステラ代表は言う。

「マシンを準備するスタッフの仕事ぶりを高く評価したい。フリー走行からマシンは良いパフォーマンスを見せてくれた。そして、週末を通して上手く積み重ねていくことができた」

「しかし(イギリスGPでは)我々が必ずしも最速のマシンという訳ではないと分かった。最初のスティントはいたって普通だったが、メルセデスが先を行っていたからね!」

「それはポジティブなことでもあると思う。各チームとも、かなりよくやっている。上位を争うレースをする時には、まだやるべきことが残っていれば、それが明確になるんだ」

 

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