好調セルジオ・ペレス、レッドブルRB18への自信はフェルスタッペンと同レベル?
レッドブルは、2022年シーズンの新型マシンではセルジオ・ペレスがマックス・フェルスタッペンと同じ様にマシンを快適に感じられているため、今シーズンの好調につながっていると考えている。
Podium: race winner Max Verstappen, Red Bull Racing, second place Sergio Perez, Red Bull Racing
Red Bull Content Pool
2021年シーズンにレッドブルF1へ加入したセルジオ・ペレス。彼は今年、モナコGPで優勝するなど速さを見せているが、チーム側としても今年はマックス・フェルスタッペンと同様にペレスがマシンを快適に感じられていると考えている。
ペレスは昨年のレッドブル加入からしばらくは、マシンに順応する時間が必要だった。最終的には昨シーズンに1勝、表彰台5回を記録し、フェルスタッペンのタイトル獲得にも貢献。2022年も引き続きレッドブルでステアリングを握ることになった。
2022年は大きくレギュレーションの変わる年となったが、新型マシンのRB18を走らせると、ペレスはフェルスタッペンにかなり接近して走るようになった。最近のレースではより力強さを増し、モナコGPでは勝利も収めている。
チャンピオンシップでもペレスは110ポイントを獲得してランキング3番手。トップのフェルスタッペンからは15ポイント差と、タイトルを争うドライバーのひとりとなっている。
2年間の契約延長も発表されたペレスだが、レッドブルは今のマシンが、昨年まで長くフェルスタッペンと共に開発されてきたマシンよりもペレスに合致していると語った。
レッドブルのチーフエンジニアであるポール・モナハンは、ふたりのドライバーの違いについて訊かれると、次のように答えた。
「チェコ(ペレスの愛称)は今年、非常に上手くドライビングしている。彼はマシンが必ずしも自分の好みに合っているとは思っていないようだが、彼がドライビングできるマシンになっている」
「チームメイト間でマシンの好き嫌いが分かれるのはよくあることだが、興味深いのは、マックスもうまく乗りこなすことができているということだ」
「昨年のマシンについて忘れないでほしいのは、一定のレギュレーションの元で開発が煮詰まってきたものだということだ。そして、我々はマックスと共にそれを進化させてきた。そこにチェコはチームメイトとして加わったんだ。我々があれ以上望むことはできなかっただろう」
なおモナハンは、今のペレスがフェルスタッペンと少なくともレースウィークエンドを通じてフェルスタッペンと同等の速さを発揮していると示唆した上で、フェルスタッペンの方が予選の終盤、つまりQ3にかけてマシンを更に限界まで追い込み、最高のパフォーマンスを発揮していると語った。
「特に難しいクルマだとも、簡単なクルマだとも言わないが、現時点でチェコはこのマシンを気に入っているようだ」
「マックスも(パフォーマンスがペレスと)同じ所に落ち着いているのかと言われれば、イエスだ。ただ彼の方が若干レースウィークの終盤で力強い」
「彼はレースに勝とうが負けようが文句を言ってくるかって? いや、文句というのは間違った言葉だな……彼は建設的な批判をするかって? もちろんだし、それはふたりとも同じだと思う」
「どちらか片方のドライバーが、より快適かどうかは分からない。ただマックスは私がこれまで見てきた中で最高クラスのドライブをしていると思う。今シーズン終盤に、何が起こるか様子を見てみよう」
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