レッドブル、新パーツ多数投入? フェルスタッペン「方向性が正しいか確かめる」
レッドブルは、F1イギリスGPの金曜フリー走行で新たなパーツを投入して”テスト”を行ない、今季マシンの問題点をあぶり出そうとしている。
写真:: Glenn Dunbar / Motorsport Images
レッドブルは、F1第4戦イギリスGPに新しいパーツを持ち込み、今季マシン『RB16』の何が問題なのかを見つけようとしているようだ。
メルセデスとタイトルを争うことを目標に今季に臨んだレッドブルだが、ドライバーのマックス・フェルスタッペンとアレクサンダー・アルボンはRB16の挙動に苦しみ、メルセデスを脅かすまでには至っていない。
フェルスタッペンは、レッドブルが問題を乗り越えるのにしばらく時間がかかると考えているが、シルバーストンに持ち込まれる新しいパーツによって、少なくともある程度の進歩があることを期待している。
第3戦ハンガリーGP以降にチームが学んだことについて訊いたところ、フェルスタッペンは次のようにmotorsport.comに語った。
「僕たちはまだ学んでいるところだと思う。僕たちは新しいパーツをたくさん持ち込んでいる。それらは様々なパーツであり、何が機能していて、何が機能していないのか、改善できるのはどこかを確認するためのものだ」
「もちろん、1週間から2週間で解決できる問題ではないし、もう少し時間が必要だと思う。でも、僕たちはそれに取り組んでいる。僕たちが正しい方向に進んでいるかどうかを知るためにも、トラック上で試してみるんだ」
高速コーナーの多いシルバーストンは、メルセデスに適したサーキットだと予想されている。フェルスタッペンは、メルセデスから0.5秒差以内の位置につけたいと話した。
「昨年ここに来た時、『OK、僕たちは打ちのめされるだろう』と思っていたけど、予選では0.2秒差だった。だから、それ(メルセデスとのギャップ)は多くの要素に左右されるんだ」
「確かに彼らは支配的なチームであり、非常に速いだろう。ギャップは0.2秒から1秒までありうると思うけど、どうなるか分からない。僕は1秒差にならないことを願っているし、0.5秒差ならいいと思っている」
シャシー開発の凍結により、チームがマシンに大きな変更を加えるのは難しくなっている。そのため、フェルスタッペンはレッドブルがより困難な課題に直面していることをよく認識しているが、そうした状況に過度のフラストレーションは感じていないと語った。
「毎週末、優勝を目指して戦うことを望んでいる。だけど、現時点ではそうではない。僕たちは学習し、改善をしようとしている。うまくいけば、年末か来年に向けて、再びそういう立場に立てると思う」
「もちろん、それは簡単なことではない。メルセデスも懸命に働いている。しかし、僕たちが彼らのレースを難しくすることができれば素晴らしいことだ」
「僕はただ不満を抱き、すべてのことに腹を立てているわけじゃない。少し動揺したりすることもあるけど、それは勝ちたいからだし、向上したいからだ。チームのみんながそう感じていると思う。僕たちはみんな勝ちたいんだ」
「僕たちがお互いに激しくプッシュしあっているのは良いことだと思う。ネガティブなことは何もない。ドライバーが『僕は気にしない。分かってるよ』なんて言ったり、ただ目が覚めてサーキットに来て、そして自分の仕事だけをこなして家に帰る……なんて態度をとったりするのは間違ったことなんだ」
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