開幕→第2戦で信頼性が格段に向上。レッドブル「関わった全ての人の努力の結果」
レッドブル・ホンダは開幕戦オーストリアGPでダブルリタイアを喫したが、第2戦シュタイアーマルクGPまでに対策を実施して2台完走を達成。その”記念碑的な努力”を、チーフエンジニアのポール・モナハンは称賛する。
Max Verstappen, Red Bull Racing RB16
Steven Tee / Motorsport Images
レッドブルリンクで行なわれた2020年のF1開幕戦オーストリアGPで、レッドブル・ホンダの2台は、揃ってリタイアを喫した。その原因は電気系と明かされており、レッドブルリンクの攻撃的な縁石が、その引き金になったのではないか……とも見られている。
ホンダとチームはその後対策を施し、同じレッドブルリンクで行なわれた第2戦シュタイアーマルクGPでは2台揃って完走。マックス・フェルスタッペンが3位、チームメイトのアレクサンダー・アルボンが4位に入った。
「2台のクルマの仕様に対策を施すために費やした全ての記念碑的な努力は、素晴らしいモノだ。明らかに先週の問題に対処した」
レッドブルのチーフエンジニアであるポール・モナハンはそう語った。
「ホンダは、いつものように素晴らしい仕事をしてくれた。これは、努力の集大成だ。そして表彰台に上がれるというのは素晴らしい。これは素晴らしいレースをしたマックスに報いるものだ」
「アレックスも完走し、報酬を得ることができた。彼は、戦いを挑んできたライバルたちから、見事にポジションを守り切った」
「メルセデスを見ると、フラストレーションを感じる。彼らは、またしても我々の前にいる。だから前回の結果は、満足と欲求不満の組み合わせだった」
とはいえ今後、メルセデスに追いつくべく努力を続けていくと、モナハンは語る。
「我々は、メルセデスよりもほとんどの所で遅れている。だから、すべきことが少なからずあるはずだ」
「エンジンは強力だし、マシンも強力なようだ。彼らに追いつくのは難しい挑戦になるだろう。それができるかどうか、見てみることにしよう。乗り越えられないことではないし、不可能ではないはずだ」
モナハンは、レッドブル2連戦の間に、信頼性が向上しただけではなく、空力パフォーマンスでも前進したと語った。
「我々は、マシンを改善するために、莫大な量の仕事をした。全てが目に見えるわけではない。先週は、10周目あたりにマシンをコース脇に止めることになった。そしてもう1台もレース終盤に止まることになってしまった」
「そして今週、我々は重要な部分を労ったりすることなく、クルマを走らせた」
「このことは、手助けしてくれた全ての人にとって、非常に満足いく、素晴らしい報酬だった。ボディワークのアップデートは広範囲にわたり、金曜日に再びテストされた。全ての材料がそこには揃っていた。2台分以上のモノを手にすることができたんだ。それは、全員の努力の結果だ」
「彼らの努力は、3位と4位になったことで報われた。そして、チームの序列が明らかになり始めている」
「ホンダにとっても、素晴らしい報酬だった。彼らも先週末以降、懸命に働いてきたのだ。我々は前に進んでいる」
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