”レースできない”ほどストレートが速すぎた……メルセデスの秘密を探すレッドブル

レッドブルは、F1サンパウロGPでメルセデスのストレートスピードが”レースできないほど”速かったのはなぜか、その答えを求めているという。

”レースできない”ほどストレートが速すぎた……メルセデスの秘密を探すレッドブル

 F1第19戦サンパウロGPでは、メルセデスのルイス・ハミルトンがスプリント予選レースを最後尾からスタートしながら、ストレート速度のアドバンテージを活かして追い上げ、最終的に決勝レースで優勝するという、センセーショナルな活躍を見せた。

 それに全く対抗できなかったレッドブルは、メルセデスがトップスピードを向上させられるような巧妙な方法を見つけたのではないかと疑いを深めている。

 マックス・フェルスタッペン(メルセデス)は、金曜予選の後にパルクフェルメでメルセデスのリヤウイングを触って約650万円の罰金を科せられた。しかし、これも「メルセデスが”何か”をやっている」と疑った結果だという。

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 レッドブルがサンパウロGPでメルセデスに抗議するのではないかという憶測もあったが、レッドブルはこの状況についてより多くの分析を行ない、証拠を集めたいと考えているようだ。

 チーム代表のクリスチャン・ホーナーは、次のように述べた。

「今回のレース後に抗議することはない。このスピードがどこから来ているのかを理解することが重要だ」

「言うまでもなく、彼らはここで新しいエンジンを手に入れた。彼らはモナコGPレベルのダウンフォースでマシンを走らせていたが、マックスをパスした周は時速30km近く速くなっていた」

「これは我々が理解しなければならないことだ。スポーツを取り締まり、管理するのはFIAだから、彼らのテストと調査を信頼している」

 ホーナーは、ストレートスピードが違いすぎて、フェルスタッペンはハミルトンに対して何もできなかったと語った。

「あれ(メルセデス)はレースにならなかった」とホーナーは語った。

「我々はできる限りの防御をした。マックスはベストを尽くし、懸命にレースをしたが、チャンスはなかった」

「我々はメキシコとオースティンで最高潮に達し、ここではどん底だった。レースの75%をリードしていただけに厳しいものがある。次のレースまで1週間あるので、気持ちを切り替えて戦いに臨みたいと思う」

 サンパウロGPでは、DRSの技術規則違反によるハミルトンの予選結果除外や、ハミルトンとフェルスタッペンがコースオフしたターン4でのバトルなど、メルセデスとレッドブル間の緊張がより一層強まった週末となった。

 メルセデスのトト・ウルフ代表は、レッドブルがさらに懸念を深めるかどうかは彼ら次第だとしつつも、自分にとって重要なのはチームが最終的にトップに立つことだと明言した。

「このスポーツは、誰かがアドバンテージを持ったままにはしないスポーツでもある」

「抗議をしたければすればいい。また、ライバルのパフォーマンスに懐疑的になるのもOKだ」

「だから私は、ネガティブにもポジティブにも思っていないし、何の感情もない。しかし、この週末は我々にとって間違いなくジェットコースターのようなものだった。だからこそ、勝利がより甘美に感じられるのだ」

 
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