ホンダよ、ありがとう! レッドブル&アルファタウリが特別カラーリングでトルコGP出場へ。レッドブルは“日の丸カラー”に?
レッドブルとアルファタウリは、パワーユニットサプライヤーであるホンダとそのファンへの感謝の意を表した特別カラーリングでF1トルコGPに臨むこととなった。
10月10日に決勝が行なわれるF1トルコGPでは、レッドブルとアルファタウリがホンダとホンダファンへの感謝の意を伝える特別カラーリングをまとってレースを戦うことが明らかとなった。
レッドブルは2019年から、その姉妹チームであるアルファタウリはトロロッソ時代の2018年から、ホンダをパワーユニットサプライヤーに迎えて友好な関係を築いてきた。しかし、ホンダは2021年限りでF1活動を終了させることを発表。今後もその協力関係は続いていく予定だが、2021年は彼らがホンダと共に戦う実質的な“ラストイヤー”となる。
レッドブルは当初、ホンダのホームレースである日本GPでその特別カラーリングを採用する予定であったが、コロナ禍の影響で日本GPが中止となったことにより、本来同GPが開催される予定だった週に行なわれるトルコGPでのお披露目となった。
レッドブルのマシンは、1965年メキシコGPでホンダF1が初の優勝を飾ったマシン『RA272』を想起させる、白と赤を基調とした“日の丸カラー”のマシンでレースに臨む。チームが公開したティザー動画では、白色のフロントノーズにレッドブルの赤色ロゴが映えるようなデザインとなっていることが確認できる。
一方のアルファタウリは、リヤウイングに日本語で「ありがとう」の文字を入れるようだ。
レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは次のようにコメントした。
「我々は日本のホンダファンと共に、(ホンダの)ホームである鈴鹿で、F1における我々の素晴らしい関係を祝えるのを楽しみにしていた」
「そのレース(日本GP)はパンデミックの犠牲となってしまったが、我々はホンダとそのファンに感謝を示さないまま今週末を終えたくはなかった」
「今回我々が採用したカラーリングは、ホンダの素晴らしいF1での道のりに敬意を表したものであり、この歴史的なカラーリングでファンに勝利を届けられればと思っている」
また、本田技研工業株式会社 執行職 ブランド・コミュニケーション本部長の渡辺康治氏も次のようにコメントを寄せた。
「今回の日本GPの非開催という決定は、状況を考えるとやむを得ないものではありますが、ホンダとしてラストイヤーにホーム・鈴鹿でレースができないことは、本当に残念に感じています」
「今年はレッドブル、アルファタウリともにいいパフォーマンスを見せていることもあり、何としても鈴鹿サーキットでレースをしたかったというのが本音です。同様に、日本のファンの皆さまも、ホンダ勢の鈴鹿での雄姿と、角田裕毅選手の母国グランプリデビューを心待ちにされていたのではないかと思っています」
「今回のスペシャルカラーリング、そしてリアウイングの『ありがとう』のメッセージは、どんなときでも熱い声援を送り続けてくれた皆さまに対する、ホンダと両チームから感謝の想いを込めたプレゼントです。皆さまの悔しい想いを、ほかの何かをもって埋め合わせることは難しいかもしれませんが、今週開催されるトルコGPでは、この特別デザインを施された4台のマシンに皆さまの想いも乗せて、ともに戦いに挑むつもりです」
「残念ながら場所は鈴鹿ではありませんが、ホンダ勢の走りを存分にお楽しみいただけますと嬉しく思います」
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