レッドブル、フェルスタッペンのクラッシュで「損傷の兆候があれば、ギヤボックス交換をためらわない」
レッドブルは、F1サウジアラビアGPの予選でクラッシュしたマックス・フェルスタッペンのギヤボックスに懸念があれば、迷わず交換を決断するという。
The damaged car of Max Verstappen, Red Bull Racing RB16B, is lowered onto a truck
Andy Hone / Motorsport Images
レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、F1第21戦サウジアラビアGP予選Q3最後のアタックでクラッシュを喫してしまった。チームは、ダメージを負っている兆候があれば、迷いなくギヤボックス交換をするつもりのようだ。
フェルスタッペンは最終アタックで、セクター1とセクター2を全体ベストのペースで走行。ルイス・ハミルトン(メルセデス)を上回ってポールポジションを獲得するかと思われた。
しかし最終コーナーへのブレーキングでタイヤをわずかにロックさせ、立ち上がりでワイドに膨らんでしまい、アウト側のウォールに接触。特に右リヤタイヤに衝撃を受けた。
レッドブルは、ギヤボックスが無傷で済んだかどうかはまだ分からないものの、損傷している可能性が少しでもあれば、ギヤボックスを交換して5グリッド降格ペナルティを受け入れるとしている。
レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコは、『Servus TV』に次のように語った。
「分解して、見てみないと分からない」
「モンテカルロの(フェラーリのシャルル)ルクレールの時もそうだった。彼も同じような事故だった」
「彼らはギヤボックスを変更しないことを決めたが、ウォームアップラップでその結果が明らかになったんだ」
「我々はとても速いので、リスクを冒すことはない。もしギヤボックスにダメージがあったり、その兆候があれば交換をする。ここでオーバーテイクするのは難しいが、それでもだ」
マルコは、フェルスタッペンがミスでポールポジションを逃し、3番手になってしまったこと不満をもっているが、マルコはドライバーの攻撃スタイルに文句は言えないと語った。
「あの時点で、彼はコンマ4秒もリードしていた。それはここでは永遠とも言える差だ」
「彼がブレーキをかけたときに、左のフロントホイールがロックしてしまったんだ。その結果、彼はグリップを失い、そしてスライドしてしまった。それが起きてしまったことだ」
「振り返ってみれば、『いいよ、マックス。君はもう十分にリードしているんだから、気楽に行こうよ』と言うこともできたかもしれない」
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