FIA離脱の元技術代表の件は”深刻な問題”と不満。休暇期間も問題視

レッドブルのホーナー代表は、マルチン・ブコウスキーのルノー加入疑惑について不満を抱いていると明らかにした。

 FIAの技術代表を辞職したマルチン・ブコウスキーがルノーへ加入するのではないかと噂されており、多くのチームはこの件を問題視している。

 この件についてルノーはコメントを出すことを控えているが、F1パドックでは不安が広がっている。レッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、この件についてどれだけ不満に思っているかを明らかにした。

「もし彼が他のチームへ加入することになれば、我々はこの件を深刻な問題として扱うことになるだろう」とホーナーは説明した。

「ここにいる個人は、マルチンの役割に絶大な信頼を置いている」

「彼はとても特別な役職についていた。つい最近まで風洞を訪れたり、来年のマシンに関わる非常に細かい知識や情報を調べていた」

「(FIAを離脱してから)3カ月という期間でF1チームに加入するというのは、全くもって不適切だ」

「これが事実でないことを願っている、次のストラテジーグループのミーティングで非常に深刻な議題として議論されることになだろう」

 またザウバーのチーム代表であるフレデリック・バスールは、以下のように話した。

「マルチンがどこに行くのかを知っておく必要はあるが、大きな問題ではない」

「FIAはチームの計画を詳細に全て分かっている。もし我々がそれをFIAに対して明らかにしなかったら、それはおかしな状況だ。だから我々はマルチンがどこに行くのかを知ることが重要なのだ」

FIAへの信頼は不可欠

 ストラテジーグループは次回のミーティングでブコウスキーの件について話し合う予定だが、主要チームは自分たちに与えられた情報で、FIAを信頼することができるだろうとホーナーは話した。

「これは重要なことだ。テクニカル面の専門知識や機密事項を詳細な部分まで共有したり議論できるFIAに対して信頼、信用を持つことは不可欠だ」

「(テクニカル面の専門知識や機密事項には)100万ポンド(約1億5000万円)、あるいはそれ以上のコストがかかっている。それらの情報がライバルチームの手元に渡らないよう、内々にしておくべきだ」

 一方メルセデスのチーム代表であるトト・ウルフは、こう述べた。

「私は個人的にマルチンと仲良くやってきたし、彼のキャリアが成功することを願っている。しかしガーデニング休暇の期間に関しては考える必要がある」

「FIAと共にそれを明白にしなければならない。チームが完璧に信頼を持てるようにするためにも、FIAを離れた人がどれくらいの期間でチームに加入することができるのかということを理解し、確かな安定性を持たせることが重要だ」

1年はチーム加入を禁止すべき

 フォースインディアのCOOであるオットマー・サフナウアーは、FIAを離れた人物は12カ月の間チームに加入することを禁止した方が良いだろうと話した。

「退職前の通知期間を知ることができた方が良いだろう」

「3カ月という期間は十分だとは考えられない。もし我々が3カ月早くこのことを知っていたら、みんな彼を雇おうとしただろう! 3カ月は全くもって十分な期間ではない」

「1年だったら十分だろう。彼が理解しているテクノロジーが時代遅れのものになるわけではないが、有利なものではなくなる。それに同じ理由で、我々が今年のマシンを売却することを禁止するスポーティングレギュレーションも存在するのだ」

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シリーズ F1
記事タイプ 速報ニュース