王者レッドブルの新車、RB20が発表前に激写される。雨のシルバーストンをシェイクダウン

レッドブルの2024年マシン、RB20はシルバーストンでシェイクダウンを行なったが、その様子がソーシャルメディアで拡散されている。

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 レッドブルは2月15日に、ファクトリーで開催されるイベントで2024年シーズンに臨む新車RB20を発表する予定だが、一足早くその姿が明らかとなった。

 13日(火)に雨のシルバーストンで行なわれたシェイクダウンでは、マックス・フェルスタッペンがRB20のステアリングを握った。厳重警戒の上、非公開で走行が行なわれたにもかかわらず、シルバーストンのピット向かいにあるホテルから撮影された動画により、その様子が拡散されている。

 この映像はレッドブルが施した変更点の詳細を確認できるほど高画質ではないものの、RB20が昨年タイトルを獲得したRB19の進化版であることは間違いないだろう。

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 しかしコックピット保護デバイスのヘイローから最後方まで続く段差がエンジンカバーに設けられているのは、昨年のメルセデスに似ているとも言える。

 さらに、サイドポンツーン前方周辺は昨年から一歩変化しているようで、アンダーカット部分はよりアグレッシブにえぐられている。

 レッドブルはシェイクダウン中の走行距離を制限しているが、今回の走行の一部は、RB20とレッドブルがF1に参入した2005年のマシンであるRB1とのプロモーション走行であったことが判明している。

 とはいえ、あくまで今回シルバーストンで走行しているRB20はローンチ仕様に過ぎないと考えられている。レッドブルは必要以上にマシンのレース仕様について多くを明かさないことで知られているからだ。

 そのため、来週のバーレーンでのプレシーズンテストか、開幕戦バーレーンGPのどちらかに向けて多くの変更が加えられる可能性がある。

 レッドブルのチーフテクニカルオフィサーであるエイドリアン・ニューウェイは最近、チームが3年連続で基本的なマシンコンセプトに固執することを選択したと語った。

 チームのポッドキャスト『Talking Bulls(トーキング・ブルズ)』で、ニューウェイはRB20について次のように語った。

「我々のクルマは、2022年のクルマの3番目の進化という意味合いが強い」

「昨年のマシンは当然、2022年のマシンを進化させたものだ。その主なポイントはもちろん、空力面における通常の冬の開発、マシンを改善するためにサスペンションに何が必要かをある程度理解したこと、そして22年型マシンは重量制限を下回ることがなかったため、重量を軽くしたことだ」

「今年のマシンはオリジナルであるRB18の3番目の進化だ。もちろん、それが保守的すぎるのか、他のマシンが違うことをやっているのか、それはわからないんだ」

 

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