”Bスペック”アップデートで復活したレッドブル、ダイエットの効果も大きい? 元レッドブルメカニックが考察
F1オーストリアGPにアップグレードパッケージを投入したレッドブルだが、軽量化もパフォーマンス向上に大きく寄与しているようだ。
Arvid Lindblad, Racing Bulls, Isack Hadjar, Red Bull Racing, Liam Lawson, Racing Bulls
写真:: Manuel Eletto / Getty Images
レッドブルの元メカニックであるカラム・ニコラスは、オーストリアGPで投入されたアップグレードパッケージによって”Bスペック”となったレッドブルのマシンだが、それ以上に軽量化による効果が大きいと見ている。
レッドブルは、チームのホームレースであるレッドブルリンクに大幅なアップデートを施したマシンで臨んだ。FIAの公式文書には、主に気流の調整を目的とした7つの変更点が記載されていた。これらの変更点には、サイドポンツーンの吸気口、エンジンカバー、フロアの上面と下面、リヤコーナー、リヤサスペンションフェアリングの変更が含まれていた。
レッドブルの公式ポッドキャスト『トーキング・ブル』に出演したニコラスは、今回の変更の規模について語った。
「FIAの文書を見ると、ほとんどが気流の調整に関するものだ。すべては最大限のダウンフォースを引き出し、車の効率を高めることに尽きる」
メカニックからレッドブルのアンバサダーに転身した彼はそう説明した。
「サイドポッドの吸気口からエンジンカバー、フロア、フロア上部、下面、リヤコーナー、リヤサスペンションフェアリングまで、あらゆる部分が改良されている。まるでBスペックカーのような感覚だ」
Max Verstappen, Red Bull Racing
Photo by: Alastair Staley / LAT Images via Getty Images
「しかし、今日見られたペースの大部分は、実際に実施してきたダイエットプログラムによるものなのではないかと考えている。減量については既にお話ししたが、シーズン序盤は明らかに重量過多だった。その中で、ボディワークの下に施されたアップグレード、つまり必ずしも目に見えない、あるいはFIAの書類に記載する必要のないアップグレードが、実際にどれだけ貢献しているのか疑問に思う」
「そういった部分が、まだ大きなタイムを稼げる要素になり得るんだ。軽量化について言えば、まさに細かな積み重ねでわずかなアドバンテージを見つけていく作業だ。ひとつの部品だけが極端に重い、というようなことはない。あらゆる取り付け方法や構成を見直して、小さな改善ができる箇所をひとつひとつ探していくことが重要なんだ」
「そして、今回のパフォーマンス向上のうち、申告したアップグレードによる空力性能や性能向上がどれだけ寄与したのか、そして少し軽量化できたことがどれだけ効いていたのか、その割合が気になるところだ」
新パッケージにより、マックス・フェルスタッペンはオーストリアGPで2位フィニッシュ。彼は今季初めて本格的に優勝を争えたことに自信を感じていたようだ。
「実際に優勝争いができると感じたのが今回が初めてだった。満足できる」
「ここにアップデートを投入するためにチームは本当に懸命に取り組んできたし、レースでこれほど競争力を感じて、もう少し攻められると思えたのは今回が初めてだった」
【PR】2026年のF1™を見るならFOD。至極の体験『F1® TV』連携プランも!
記事をシェアもしくは保存
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。