F1
今季F1でのレッドブルの強さは、”ダウンウォッシュ型”のサイドポンツーンにあるわけじゃない……メルセデスTD、アリソンが語る
メルセデスのテクニカル・ディレクターであるジェームス・アリソンは、レッドブルが使い、今やF1でのトレンドとなっているダウンウォッシュ型のサイドポンツーンだけが成功なわけではないと考えている。

Jonathan Noble
編集: 2023/07/04 11:28
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2022年からグラウンド・エフェクトカーが復活することになったF1。その当初、サイドポンツーンのデザインには、様々なバリエーションが存在していた。
レッドブルを中心に複数のチームが使用したダウンウォッシュ型、そしてフェラーリが使ったバスタブ型、そしてメルセデスのゼロポッド型……実に様々なデザインが存在していたわけだ。
しかし新レギュレーションが導入されて2シーズン目ともなると、各チームの考え方が収束。昨年圧倒的な強さを誇ったレッドブルが使うダウンウォッシュ型がその勢力を増し、多くのチームがこのデザインに追従している。
ライバルとならなければいけないフェラーリやメルセデスも、アップデートの一部としてこのダウンウォッシュ型を採用。そしてその結果、パフォーマンスの上でも進化しているように見える。
しかしメルセデスのテクニカルディレクターを務めるジェームス・アリソンは、サイドポンツーンがパフォーマンスを引き上げる上で最も重要な要素であるわけではないと主張する。
「グリッド上に、ダウンウォッシュ以外のサイドポンツーンが残っていくとしたら、それは驚くべきことだろう」
そうアリソンは語る。
「彼らは、もう何年もダウンウォッシュを使い続けている。今後数年も、このような状況は続くだろう」
「しかし私は、レッドブルが他のチームを圧倒している理由は、サイドポンツーンにあるわけではないと思う。また、アップデートの投入によってメルセデスのペースが上がったのも、サイドポンツーンがダウンウォッシュになったからではないということを言いたい。サイドポンツーンとの関係は、それほどないんだ。そのサイドポンツーンには、それほど大きな機能はない」
アストンマーチンのテクニカルディレクターを務めるダン・ファロウズは、フロアよりも重要度は低いとしながらも、サイドポンツーンのデザインがマシン全体のパフォーマンスにとって重要であると語った。
「サイドポンツーンは、本質的に空気の流れを調整するモノであることに疑いの余地はない」
ダウンウォッシュをさらに一歩進め、内側に溝を設ける”ウォータースライダー”型のサイドポンツーンを採用するアイデアを進めてきたファロウズは、そう語った。
「そこは、マシンの後方に向かう気流を調整するモノだ。そして同時に、フロアの機能にも役立つ」
「我々が採用してきた考え方は、現在グリッド上で広く採用されつつある。そしてフロアの概念を機能させるのにも明らかに役立つはずだ」
「車体のパフォーマンス向上については、それ単体ではそれほど大きなモノではないのかもしれない。しかし、それ以外の全ての機能を向上させるのに役立つ。つまりサイドポンツーンは、マシンの大きな特徴なんだ」
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