レッドブル・ホンダ”鈴鹿スペシャル”新燃料。F1初使用の化学物質を追加?
レッドブル・ホンダの燃料パートナーを務めるエクソンモービルは、日本GPに投入する新しい燃料について、F1ではこれまで使ったことのない化学物質を加えたと説明する。

ホンダのホームレースである日本GPへ向けた努力の一環として、レッドブルの燃料パートナーであるエクソンモービルは、新開発の燃料を鈴鹿に持ち込んでいる。これによりホンダ製”スペック4”エンジンでの、最適な燃焼を実現することを目指したものだ。
この新燃料によって期待されるパワーアップの正確な数値は不明だが、2017年にレッドブルと組んで以来、最大のステップアップのひとつであると、エクソンモービルは説明する。
同社のグローバル・モータースポーツ・テクノロジーマネージャーであるデビッド・ツルサキは、次のように語る。
「レッドブルと組んで以来、我々が行ったうちの最大のステップアップのひとつだと思う。そしてエンジン技術が成熟した今、その調整はますます難しくなっている」
「このアップグレードは、我々が長いこと考え、取り組んできたものだ。それは、我々にとってのより良い改善のひとつだと思う」
「パフォーマンスの向上度合いについてはコメントできない。それがどれほどのモノなのかは分かっている。そうでなければ、この燃料を投入することはないだろう。間違いなく改善している」
ツルサキ曰く、この新燃料の開発は数年にわたって行われてきたものであり、この効果を実現するために、新しい原材料を調達したという。
この新燃料に加えられた素材は、F1では新しい化学物質なのかと尋ねられたツルサキは、motorsport.comに対して次のように語った。
「FIAのレギュレーションは、かなり厳格に制限されている。過去に市販燃料で使用され、今も入手可能な化学物質でなければならないのだ。そういう意味では、真新しい技術ではない」
「しかしその素材は、我々にとってはF1で使ったことのないものだ。他のメーカーがこの素材を使ったかどうか、それは我々には分からない」
「我々が求めているパフォーマンスの向上を実現するために、ふたつないしは3つ重要な調整をしている」
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