レッドブル、悪夢のトラブルに失望。”速くて信頼性のあるPU”要求

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レッドブルのヘルムート・マルコは、リカルドにトラブルが発生したバーレーンGPを終え、速くて信頼性のあるPUが必要だと語った。

 レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、ルノー製パワーユニット(PU)にトラブルが生じてダニエル・リカルドがリタイアを強いられたバーレーンGPを終え、『速くて信頼性のあるPU』を強く要求している。

 バーレーンGP決勝、リカルドのチームメイトであるマックス・フェルスタッペンが、ルイス・ハミルトン(メルセデス)と接触しタイヤをパンクした直後、リカルドのマシンには2ラップ目に電気系のトラブルが発生。リカルドは早々にリタイアを喫することになってしまった。タイヤを交換したフェルスタッペンも結局リタイアを選択。レッドブルにとっては悪夢のレースとなってしまった。

 ダブルリタイアという結果以上にチームを悩ませるのが、わずか2戦でPUのコンポーネントが1つ消費されてしまったかもしれないということだ。リカルドのトラブルは、エナジーストア(バッテリー)の故障が原因ではないかと疑われているが、これが修理できない場合、彼は早くもグリッドペナルティの危機に直面する。

 今季はPUの使用基数制限が厳しくなっている。中でも、MGU-Kやエナジーストア、コントロールユニットはわずか2基しか使用を許されていない。リカルドが2基目のエナジーストアを投入した場合、それで残り19戦を戦うことができなければペナルティを受けてしまうのだ。

 マルコは、今回のトラブルは初めて起きたものではなく、プレシーズンテストで苦しんだ問題が繰り返されたのだと、motorsport.comに語った。

「リカルドの問題は、初めて起こったのではない」

「技術的な問題でマシンを止めざるをえない時、何かできることがあるだろうか?」

「マックスにとっては不運だった。彼はあまりにも大きな打撃を受けた。ホイールも壊れていたし、衝撃でデフにもダメージが及んでいた」

「まずは予選をうまくまとめる必要があるが、我々には速くて、信頼性の高いエンジンが必要だ」

 レッドブルとルノーの関係はここ何年か不安定な状態が続いており、レッドブルはタグホイヤーのバッジをつけてルノーPUを使用している。昨年から2018年を最後にその関係を終了するのではないかと噂されている状態だ。

 リカルドとフェルスタッペンのどちらもバーレーンで優勝できる速さを持っていたと考えられており、リカルドは「F1には時に残酷なことが起きる」と落胆している。

 レッドブルチーム代表のクリスチャン・ホーナーは、”耐え難い苛立ち”を感じていると語り、レッドブルのペースは予選よりも決勝の方が良かったと話した。

「ダニエルは、たった2周でもかなり快適に前を走るキミ(ライコネン/フェラーリ)に近づくことができたと言っていた」

「マックスもフィーリングが良く、ルイスに並びかけてパスすることができた。それが、我々のポテンシャルを示している」

「ドライバーどちらも、実際のレースペースで走れていない。我々は本当に競争力があったんだ」

 一方、レッドブルの姉妹チームであるトロロッソは、今季からホンダ製PUを使用。開幕戦ではピエール・ガスリーにMGU-Hのトラブルが出たが、バーレーンでは4位に入っている。

 レッドブルが来季からホンダPUを搭載する可能性はあるが、その選択期限は5月に迫っている。

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この記事について
シリーズ F1
イベント名 バーレーンGP
サーキット バーレーン・インターナショナル・サーキット
ドライバー ダニエル リカルド
チーム レッドブル
記事タイプ 速報ニュース