レッドブル、グリッドポジションの重要性を再認識。予選改善を求める
レッドブルのホーナー代表は、ルノーPUには予選用の”エクストラモード”がなく、Q3ではドライバーにプレッシャーがかかっていると述べた。








レッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、ルノーのPU(パワーユニット)には予選用の”エクストラモード”がなく、予選Q3ではドライバーにプレッシャーがかかりすぎていると主張した。
マックス・フェルスタッペンとダニエル・リカルドは、スペインGPの決勝レースをそれぞれ5番手と6番手からスタートした。レースでは揃って力強い走りを見せ、フェルスタッペンはフロントウイングのエンドプレートにダメージを負いながらも3位に入賞し、リカルドはファステストラップを記録して5位でレースを終えた。
ホーナーは、より上位のグリッドからレースをスタートできれば、フェルスタッペンとリカルドはもっと良い成績を残せるだろうと自信を持っている。
「我々にとって重要なのは、土曜日の午後(予選)の競争力を改善することだ。なぜなら、グリッドポジションは非常に重要だからだ」とホーナーは語った。
「Q3ではあまりにもドライバーにプレッシャーがかかりすぎている。というのも彼らはよりパフォーマンスを見出さなければならないし、我々にはライバルたちの持つ特別なエンジンモードに敵う力はないのだ」
「モントリオールの頃には、次のエンジンを導入したい。そこでパフォーマンスの向上があることを願っている」
カナダで投入するものが重要なものになると予想しているのかと問われると、ホーナーは「それはルノーへの質問だ」と答えた。
「ここ(バルセロナ)のようなサーキットでは、トラックポジションが全てだと私は考えている。残念なことに、土曜日に負った”ダメージ”のせいで、このようなトラックではレースを妥協しなければならなかった」
「マシンのペースを見てみると、特にレース後半はルイス・ハミルトン(メルセデス)と同じようなペースだった」
「問題は、トラフィックに捕まった時に不利を被ることだ。クリーンなところを走っている時には、(そうでない時よりも)容易に走ることができる」
「今週末はアップグレードが全て機能し、日曜日の午後、つまりレースで競争力を発揮できるマシンを持てているということを示せたことで、我々は希望を持てるだろう」
またホーナーは、フェルスタッペンがダメージを負ったままのマシンで3位を獲得したことについて、次にように話した。
「マックスにとっては、良い週末だっただろう。今シーズン初めての表彰台獲得だし、自信を高めるものとしては申し分ない」
「彼のシーズンに弾みをつけるものだ。どんなスポーツマンであれ、不運な目に遭っていたとしても、結果を出すのは良いことだ」
この記事について
シリーズ | F1 |
チーム | レッドブル・ホンダ |
執筆者 | Adam Cooper |