中国人F1ドライバー誕生は近い? 周冠宇がルノーの17年マシンをテスト
ルノーのジュニアドライバーである周冠宇が、2017年のF1マシンでテストを行ったようだ。

ルノーの育成ドライバーで、現在ユニ-ヴィルトゥオーシからFIA F2に参戦している周冠宇(チョウ・グアンユー)は7日(水)、2017年にルノーが使用したマシン『R.S.17』をスペインのカタルニア・サーキットでテストしたようだ。
今年初めにルノージュニアドライバーの一員となった中国人の周は既に、6月に『R.S.17』を用いたテストを2度行っているという。この時に使用したトラックは、フランスのポールリカールとオーストリアのレッドブルリンクだった。
70年という長い歴史の中でも、F1に参戦した中国人ドライバーは未だにおらず、周はその第1号を目指している。また彼は、パワーユニット時代に突入して以降のF1マシンをドライブした、初めての中国人ドライバーとなった。
それ以前には、4月にF1中国GPでのイベントの一環として、2012年シーズンを戦ったロータスF1時代のマシン『E20』を走らせている。
周はF2ルーキーイヤーの今季、表彰台を4回、ポールポジションを1回獲得しており、ドライバーズランキング6番手につけている。これはルーキーの中では最高位だ。
ルノーのチーム代表、シリル・アビテブールは周を次のように評した。
「彼はF2のルーキーで最上位につける力がある」
「特殊なトラックであるバクーを除けば、ここまで彼は非常に力強いシーズンを過ごしている。彼は毎レース、自らの目標に向けて着実に(ポイントを)持ち帰っている」
「これからも彼は我々のF1マシンをドライブする機会があるだろう。ただ、今は(F2の)チャンピオンシップでしなければいけないことに焦点を当てる必要がある」
motorsport.comの調べによれば、周は状況次第で年内にさらなるテストを行う可能性がある模様だ。

Guanyu Zhou, Renault Sport Academy, tests Renault 2017 F1 Car in Austria
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。