リードが”氷のように”溶けていく……ルノー、ハースの猛追凌げるか?

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リードが”氷のように”溶けていく……ルノー、ハースの猛追凌げるか?
Valentin Khorounzhiy
執筆: Valentin Khorounzhiy
2018/08/28 7:29

ルノーのアビテブールは、溶ける氷のようにハースに対するギャップが無くなっていくのは予想していたことだと話した。

 ルノーのマネージングディレクターを務めるシリル・アビテブールは、ライバルであるハースの追い上げがあることは予想しており、ハースに対するリードが”日向に置いた氷”のように無くなっていくことは分かっていたと話した。

 現在、ルノーは82ポイントを獲得しコンストラクターズランキング4位。5位のハースとは6ポイント差だ。しかし直近の6レースでは、ルノーが26ポイントを獲得したのに対し、ハースが57ポイントと倍以上のポイントを稼いでいる。

 先週末のベルギーGPは、ルノーにとって今シーズン最悪の週末のうちのひとつだった。チームとしてノーポイントに終わったのは今季2度目。ニコ・ヒュルケンベルグとカルロス・サインツJr.はともにパワーユニット(PU)の交換によりグリッド降格ペナルティを受け後方からのスタートとなり、結局ポイントを獲得することはできなかった。

 特にヒュルケンベルグはスタート直後の1コーナーでの多重クラッシュを引き起こしたとして、次戦イタリアGPで10グリッド降格のペナルティを科せられている。

 一方のハースは、ロマン・グロージャンが7位、ケビン・マグヌッセンが8位と、計10ポイントを獲得している。

 アビテブールはmotorsport.comに「率直に言って、(ハースとの)ギャップが日向に置かれた氷のように消えるだろうと思っていた」と語った。

「ハースにかなりの競争力があることは初めから分かっていた。しかしそれとは裏腹に、我々がまだ前にいることができているのはラッキーだ。この位置を、(最終戦)アブダビまで守るチャンスがある」

「モンツァはまた別の、チャレンジングなトラックになることは分かっているが、どうなるか見てみよう。我々はシャシー開発という面では多くの収穫を得ているが、(モンツァでは)エンジンの競争力が支配的な要素となる」

 アビテブールは、スパは常に難しいレースだが、ドライバーがふたりともペナルティを受けて後方からスタートしたことで、さらに厳しい週末になったと認めた。

「我々は必要だったグリッドペナルティに集中することを決定した。これ以上ペナルティがないことを願っている。そうすればこれからの8レースはもっと単純なものになる」

「ニコについては、スパでのペナルティは予定されたものであり、カルロスはモンツァでペナルティを受ける予定だった。予選でのカルロスのパフォーマンス(16番手でQ1敗退)は説明できないが、この結果を受けてここでPUを交換することにした」

 アビテブールは、ヒュルケンベルグが10グリッド降格のペナルティを受ける原因となった1コーナーでのミスを擁護した。

「彼は自分の判断ミスを受け入れている。最後方からスタートしていたという事実と、彼が単にブレーキが遅すぎたということだ。そしてそれが機能しなかった。ダウンフォースがとても軽かった」

「FP3は計画通りに行かず、予選でも十分に走れなかった」

「そのようなことの全てが、彼の判断ミスに繋がった。しかし彼はこのような事故を起こすタイプのドライバーではない。彼は集中力が高いし、ミスから学ぶことができると確信している」

 サインツJr.はミディアムタイヤでスタートするギャンブルをし、1コーナーでのクラッシュも無事にくぐり抜けたが、11位でフィニッシュとポイントには手が届かなかった。

「カルロスは今日の状況を最大限に活かしてきたと思う」とアビテブールは述べた。

「タイヤ選択でどうにかしたかったが、機能しなかった。そしてレース序盤のセーフティカーも助けにならなかった。彼のチームメイトが引き起こしたクラッシュで出場したセーフティカーだからちょっと皮肉だ! それが今日起こったことだ」

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