ルノー、”待望”のアップグレード版MGU-Kをオーストリアで投入へ

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ルノー、”待望”のアップグレード版MGU-Kをオーストリアで投入へ
Adam Cooper
執筆: Adam Cooper
翻訳:: 松本 和己
2018/06/26 3:39

ルノーは、長らく延期されていたMGU-KのアップグレードをオーストリアGPで行う予定だが、カスタマーに使用は強制しないという。

Carlos Sainz Jr., Renault Sport F1 Team R.S. 18, makes a pit stop
Nico Hulkenberg, Renault Sport F1 Team R.S. 18
Max Verstappen, Red Bull Racing RB14, Carlos Sainz Jr., Renault Sport F1 Team R.S. 18, Daniel Ricciardo, Red Bull Racing RB14
Carlos Sainz Jr., Renault Sport F1 Team R.S. 18
Stoffel Vandoorne, McLaren MCL33

 ルノーは、2017年から導入が延期されていたMGU-Kのアップグレードを、次戦オーストリアGPで導入。カスタマーのレッドブル、マクラーレンもこれを使用できるようだ。

 2017年シーズンに向けて、パワーユニット(PU)の仕様を一新したルノーだが、シーズンオフのテストでトラブルが続発。このトラブルはMGU-Kの構造に原因があり、旧仕様のMGU-Kを使用することを余儀なくされていた。

 信頼性や重量の問題で、何度も導入が遅れていた新仕様のMGU-Kを、今週末のオーストリアGPで全3チームが使用可能となるようだ。

 しかしルノーのマネージングディレクターであるシリル・アビテブールは、カスタマーのうち1台は旧スペックのMGU-Kを使い続けることを選ぶだろうと述べた。

 2018年のレギュレーションでは、ドライバーは1シーズンにつきMGU-Kを2基までしか使用できず、この制限を超えてしまうとグリッド降格ペナルティを受ける。ルノーカスタマーのうち、これまでで2基目のMGU-Kを投入していないのはストフェル・バンドーン(マクラーレン)のみだ。

 マクラーレンとレッドブルは、ワークスチームのルノーがレース週末を戦い、新スペックのMGU-Kの性能と信頼性を証明するまで、導入を待つ可能性がある。

「それ(新MGU-K)は、導入を望むすべてのマシンが利用できる」とアビテブールはmotorsport.comに語った。

「すべてのチームが新しいスペックを導入することを選ぶわけではないだろう」

「これは長い間待ち望まれていたものだが、一部のチームがそれを使用しないことを選ぶのはちょっとした問題だ。つまり以前の技術スペックで、信頼性のリスクが高いMGU-Kを使い続けるということだ」

「しかし我々の哲学は、すべての情報を踏まえてチームが選択したことを受け入れるということだ」

 フランスGP決勝終盤では、MGU-Kのトラブルによりカルロス・サインツJr.(ルノー)がパワーを失った。また、モナコGPではレッドブルのダニエル・リカルドもMGU-Kのトラブルに見舞われている。

「壊れやすい部分があるということは分かっていた。我々はその部分のライフを慎重に伸ばしていくことを決めた。なぜならパフォーマンスが向上し、パッケージングと信頼性が改善された新しいスペックのMGU-K導入が近いことが分かっていたからだ」とアビテブールは述べた。

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この記事について

シリーズ F1
イベント オーストリアGP
ロケーション レッドブルリンク
チーム ルノーF1チーム
執筆者 Adam Cooper