サインツJr.、”来季加入先”のフェラーリ復活を信じる「ルノーやホンダができたんだから……」
カルロス・サインツJr.は、ルノーが成し遂げたように、フェラーリが直面している困難から立ち直ることができると信じているという。
Sebastian Vettel, Ferrari SF1000, Esteban Ocon, Renault F1 Team R.S.20
Charles Coates / Motorsport Images
F1第7戦ベルギーGPは、フェラーリにとって厳しいレースとなった。近年ないほどパフォーマンスに苦しみ、シャルル・ルクレールは13位、セバスチャン・ベッテルは14位に終わったのだ。
今季、カスタマーチームであるハースとアルファロメオも含め、フェラーリ製パワーユニット(PU)を搭載したチームは明らかにストレートスピード不足に苦しんでいる。パワー感度の高いスパ・フランコルシャンでそれがさらに浮き彫りになった形だ。
ベッテルの後任として、来季フェラーリに加入する予定のカルロス・サインツJr.(マクラーレン)は、フェラーリにはやるべきことがたくさんあると認めている。しかし、近年ルノーがパワーユニット(PU)の面で進歩を遂げたように、フェラーリも復活できるはずだと語った。
「間違いなく、フェラーリは現状に満足できていないチーム筆頭だろう」
「そして僕たちは、彼らがどれだけ苦労しているかを(ベルギーGPで)はっきり目の当たりにした。でも、彼らはエンジン以外にも苦しんでいたと思う。クルマの全体的なグリップにも問題を抱えていたようだ」
「F1では普通の流れではないけど、ある年から次の年に向けて多くのパワーを失うと、スパではトラブルに巻き込まれるだろう。普通は同じか、パワーが増えるからだ」
「だからフェラーリの現状は異常だと思うけど、シーズン序盤のレースで彼らがどれだけストレートで遅れていたかを見た後なら理解できる」
フェラーリ復活の見通しについて、サインツJr.は次のように語った。
「一般的に言えば、彼らは復活できると思う。だが、エンジンに関して非常に大きなステップが必要だ」
「ルノーは3年かかったし、ホンダもかなりの時間がかかった。それがどれほど難しいことか知っている。事実、ルノーはメルセデスに非常に近いところにいるから、それは可能なはずだ」
「高度な設備と多くのエンジンベンチ、リソースを備え、改善できるチームがあるとすれば、それはフェラーリだ」
「ファクトリーは今、全力で稼働していると思う。僕が加わるまでに、少し改善していることを願う。そして、僕たちは共に次のステップを踏み出せるはずだ」
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