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“大ベテラン”のアロンソを選んだルノー「育成ドライバーを軽視している訳ではない」

ルノーF1チームの代表であるシリル・アビテブールは、2021年にフェルナンド・アロンソを起用するという決定は、自社の若手ドライバープログラムに対する「関心や忠誠の欠如」の表れではないと主張した。

Guanyu Zhou, UNI-Virtuosi, leads Robert Shwartzman, Prema Racing

写真:: Andy Hone / Motorsport Images

 ルノーは2021年、マクラーレンに移籍するダニエル・リカルドの後任としてフェルナンド・アロンソを起用することを発表した。2度のF1チャンピオン経験者の古巣へのカムバックは大きな衝撃をもって報じられたが、これは同時に、ルノーの育成プログラムであるルノー・スポール・アカデミーの面々のF1昇格が最短でも2022年まで持ち越しとなったことを意味する。

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 今季、ルノー・スポール・アカデミーからは、周冠宇とクリスチャン・ルンガーというふたりの若手ドライバーがFIA F2に参戦している。開幕ラウンドでは、周はレースこそトラブルに泣かされたものの予選では圧倒的な速さでポールポジションを獲得し、ルンガーはレース1、レース2いずれもトップ5でフィニッシュするなど、共に印象的な速さを見せていた。

 しかしながら、2021年のルノーはアロンソとエステバン・オコンのコンビとなることが決定。仮に周とルンガーのどちらかが今季のF2でチャンピオンを獲得したとしても、彼らのためのシートは残されていない。

 この決断には一部から批判の声も上がっているが、それに関してルノーのチーム代表を務めるシリル・アビテブールは、当初の計画では早ければ2021年にもどちらかを昇格させる可能性があったと語った。しかしながら、新型コロナウイルス流行によってF1、F2のレーススケジュールが大幅に後ろ倒しとなってしまったことで、若手ふたりの実力を見極める時間が十分になかったという。

「それは非常に重要な質問だ」

 来季のラインアップに関する批判について尋ねられたアビテブールは、そう語った。

「なぜなら、フェルナンドを再び迎え入れるという決断は、ルノー・スポール・アカデミーという自社のプロジェクトへの関心と忠誠が欠如していると批判されてもおかしくないからだ。しかし、そうではないということをはっきりさせておきたい」

「このアカデミーが結成された時の計画では、2021年にF1ドライバーを送り込めるようにすることが計画されていた。もちろん先のことは誰にも分からないがね」

「しかし、今年の危機が多くの深刻な影響を与えているのは事実だ。そのひとつがシーズン開幕が遅れたことで、アカデミー生の周冠宇とクリスチャン・ルンガーのパフォーマンスを判断するのも遅れる形となった」

「2人とも非常に良い週末を過ごした。周は優勝する可能性があったし、クリスチャンは冬のテストに参加できていないにも関わらず、初レースで4位だった」

「我々はこのアカデミーのことを非常に真剣に考えているし、特にこのふたりのことを真剣に考えている。そして彼らがどのようにしてF1に参加するか、という計画はまだ続いている。フェルナンドとエステバンも彼らの成長に貢献してくれると確信している」

 またアロンソは、自身の経験を若いチームメイトに共有する準備ができていると言い、仮に自分がワールドチャンピオンという目標を達成できなかったとしても、彼らの内の誰かがチャンピオンになるのを見られれば、それは誇らしいことだろうと語った。

「もちろんルノー・スポール・アカデミーがこのグループにとって重要であることは認識している。シリルの意見には大賛成だ」

 そうアロンソは語った。

「若くて才能のある彼らが将来を担っていくと思っている。ヤングドライバーアカデミーに投資したチームは全て見返りを手にしている」

「僕は自分の経験を活かして、2022年の規則がドライビングスタイルにどんなものをもたらすにしても、彼らの力になれるようにしたいと思う」

「マシンに乗っている時だけでなく、それ以外の時でも、自分がルノーに何をもたらすべきかという使命を自覚している。ベストを尽くしてチームがワールドチャンピオンになるための手助けをしていきたい」

「将来のある若いドライバーと一緒に(チャンピオンに)なれるのであれば、誇りに思う。それが使命だし、チームのためにできる限りのことをするよ」

 

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