元F1ドライバーのカルロス・ロイテマン、一時は集中治療室行きも無事退院
元F1ドライバーのカルロス・ロイテマンは、消化器系からの出血により一時は集中治療室に入れられていたが、無事退院したようだ。
写真:: Sutton Images
1970年代から1980年代にかけてF1で活躍し、現在はアルゼンチンの上院議員を務めるカルロス・ロイテマン。彼は内出血に見舞われて入院していたが、無事退院したことが分かった。
ロイテマンは今月初め、消化器系の出血を起こしたことにより地元サンタフェの病院に搬送された。また、その4日後は新たな内出血を起こすなど病状が悪化したと伝えられ、170kn離れたロサリオの病院に転院。集中治療室に運ばれていた。
しかし、ロイテマンの病状は徐々に回復していき、先週16日(日)には集中治療室から一般病棟に移されたことが明らかとなっていた。
その後さらに6日間の経過観察が行なわれた結果、入院から17日が経った21日(金)にロイテマンは無事退院することができた。この日、サナトリオ・パルケ病院は声明の中で、ロイテマンが「サンタフェ市で療養を続けるために退院した」と発表した。
ロイテマンは1942年生まれの79歳。1972年にグラハム・ヒルのチームメイトとしてブラバムからF1デビューを果たし、以後フェラーリ、ロータス、ウイリアムズと名門チームを渡り歩いて1982年に引退するまで146レースに出走した。
ウイリアムズに所属していた1981年には、シーズンの大半でポイントリーダーにつけていたが、最終戦でネルソン・ピケに逆転されて1ポイント差でチャンピオンを逃した。また、1975年、1978年、1980年の3度に渡ってランキング3位を獲得している。1982年にフォークランド紛争の影響で引退。通算成績は優勝12回とポールポジション6回だ。
引退後は政治家に転身。2003年からアルゼンチンの上院議員を務めている。また地元のサンタフェ州では州知事を2期務めたほか、アルゼンチン大統領選への出馬も打診されたことがあるが、立候補を辞退している。
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