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ジョルジョ・ピオラ【F1メカ解説】
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ジョルジョ・ピオラ【F1メカ解説】

F1メカ解説|フェラーリはいかにしてダウンフォースを得ようとしているか?

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F1メカ解説|フェラーリはいかにしてダウンフォースを得ようとしているか?
執筆:
, Featured writer
協力: Jake Boxall-Legge
2019/06/30 6:54

フェラーリは、連勝を続けるメルセデスの勢いを止めるべく、オーストリアGPにアップデートを投入。ノーズ下のターニングベインを変更してきた。

 今季のF1はメルセデスが圧倒的な強さを発揮し、開幕から8戦連続で勝利を収めている。

 この状況を打破するため、フェラーリは先日行われたフランスGPに新型のフロントウイングを投入。さらに今回のオーストリアには、ノーズの裏側に取り付けられたターニングベインをアップデートしてきた。

 このアップデートが功を奏したのか、フェラーリのシャルル・ルクレールがポールポジションを獲得。メルセデス勢を打ち負かすことに成功した。

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 この新しいターニングベインは、前方に向けて位置が移動。この周辺を流れる気流を、他のエレメントと協調して制御するようになっているようだ。フロントウイングで生み出された回転流に作用し、バージボードに向けて流れるのを手助けしているものとみられる。

Ferrari SF90, front wing

Ferrari SF90, front wing

Photo by: Giorgio Piola

 今季のフェラーリは、最高速が武器となってきた。しかしその反面、ダウンフォースが不足している言われ続け、コーナリング区間ではメルセデスに遅れを取ってきた。そのためフェラーリは、今回投入したアップデートなどにより、さらなるダウンフォースを手にすることを目指し、それが功を奏した形になったようだ。

 またモノコック側にも、下端部が前方に伸びたナイフのようになったターニングベインを取り付けている。

 これは、マシンの下面に気流を流すことを目的とした処理であると考えられており、これによりマシン全体を覆う気流を改善することを目指している。

Ferrari SF90, front

Ferrari SF90, front

Photo by: Giorgio Piola

ノーズ先端の開口部が復活したレッドブル

 レッドブルは、モナコGPに先端の開口部を閉じたノーズを投入した。しかし今回のオーストリアでは、その開口部が復活している。

 この処理は、フロントのダウンフォースを改善することを目指したものだと思われる。開口部のないバージョンのノーズは、その上面に高圧のエリアを生み出す。しかしそれと同時に空気抵抗も増えることとなり、最高速度に影響を及ぼす。

Red Bull Racing RB15, front wing

Red Bull Racing RB15, front wing

Photo by: Giorgio Piola

 開口部が復活したこと、これはホンダが最新仕様のパワーユニットを投入したことと伴い、直線でのパフォーマンス向上に向けた準備ができていることを示唆しているように思える。

 この開口部から取り込んだ気流はノーズの下に吹き出し、気流の境界層が剥がれることによって生じる様々な高圧域を取り除く働きがある。

Red Bull Racing RB15, front wing

Red Bull Racing RB15, front wing

Photo by: Giorgio Piola

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