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F1メカ解説|ルノー、3戦分”トリプル・アップデート”を開幕戦オーストリアに投入

ルノーF1は、オーストリアGPにアップデートパッケージを持ち込んだ。チームによれば、これはベトナム、オランダ、スペインの各GPで持ち込む予定だった全てを一気に投入する”トリプル・アップデート”だという。

Renault F1 Team R.S.20 front wing comparison Australian GP and Austrian GP

写真:: Giorgio Piola

ジョルジョ・ピオラ【F1メカ解説】

Analysis provided by Giorgio Piola

 開幕が大幅に遅れた2020年のF1。しかし7月3日(金)から始まるオーストリアGPで、ついに初戦を迎える。

 そのオーストリアGPに、ルノーはアップデート版の空力パッケージを持ち込んだ。チームによればこれは、当初ベトナム、オランダ、スペインの各GPで投入する予定だった全てのモノを一気に投入する、”トリプル・パッケージ”だという。

 持ち込まれた全てのアップデートはまだ確認できていないが、そのうちのひとつは、フロントウイングにあるようだ。

Renault F1 Team front wing detail

Renault F1 Team front wing detail

Photo by: Mark Sutton / Motorsport Images

 上の写真でわかるように、上のフロントウイングと下のフロントウイングでは、その翼端版フットプレートの形状が異なっている。このうち下のウイングが、新しい仕様だ。

 この新しいフロントウイングは、外向きに気流を流すことに注意が払われている。フットプレート(赤い矢印)は、より直線的な形状に変更。後端には小さなフィン(青い矢印)が取り付けられた。また翼端版自体も前方はより直線的になり、外向きに角度を変える位置(白い矢印)が後方に移動され、その後端には切り欠き(黒い矢印)が設けられた。これらの処理によって、気流をこれまで以上に外に向かって流そうとしている。

 これらのソリューションは、これまで様々なチームが試してきたアイデアであるため、特に画期的なわけではない。しかしこれらによって、フロントタイヤの前後左右を流れる気流を整え、後方乱気流の発生を抑えようとしていることが示唆されている。

 これらの気流を整えることで、マシンの下方に向かう空気の流れも改善することができるはずだ。それに伴い、フロントタイヤで生み出された乱気流がフロア下に向かう可能性を低くすることができ、フロアで効果的にダウンフォースを生み出すことができるようになるはずだ。

 

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