ルノーはコンストラクターズ3位争いから一歩後退……しかしドライバーふたりは希望捨てず
ダニエル・リカルドは、現在のルノーがコンストラクターズランキング3位争いにおいて“劣勢”であると感じているが、希望は捨てていないようだ。
写真:: Steven Tee / Motorsport Images
今季のF1ではここまで、コンストラクターズランキング3位を懸けた激しい争いが繰り広げられてきた。第13戦エミリア・ロマーニャGPを終えた時点では、マクラーレンとルノーが135ポイント、レーシングポイントが134点と非常に僅差の状態だったが、第14戦トルコGPでこの3チームの明暗が分かれる形となった。
レーシングポイントはセルジオ・ペレスが2位に入るなど20点を加算。マクラーレンもカルロス・サインツJr.が5位に入るなど14点を加えたが、一方のルノーはダニエル・リカルドが10位入賞で1ポイント獲得するのみに留まった。これによりルノーはコンストラクターズランキング5番手となり、同3番手のレーシングポイントと18点の差がついてしまった。
今季のレースは残すところあと3戦。リカルドは現在の状況が理想的なものではないことを認めつつも、反撃するチャンスはまだ十分にあると語った。
「確かに僕たちは今劣勢だ。でもまだ可能性はあるし、3レースも残っている」
リカルドはそう語った。
「もし1レース、もしくは2レースしか残っていないというなら、少し悲観的になっていただろうね。でもまだ僕たちは(コンストラクターズランキング3位を)狙えるんだ」
「もちろん(トルコでは)浮き沈みがあった。それは否定できない。でも、残り3レースでまだチャンスはあると思う」
「このあとのレースはドライになるだろう。バーレーンはタイトなターン1があるよね。だから(レーシングポイントの)セルジオ(ペレス)とランス(ストロール)がお互いに邪魔し合うかもしれないしね! 見ものだよ!」
またリカルドのチームメイトであるエステバン・オコンも、レーシングポイントやマクラーレンとの戦いはまだ終わっていないと考えている。
コンストラクターズ3位争いに勝てそうかどうかを尋ねられたオコンはこう答えた。
「ああ、そう思うよ。まだあらゆるチャンスが残っていると思う」
「まだ3レース残っていて、獲得可能なポイントがたくさんある。今の状況では一気に順位をひっくり返すこともできるんだ。だから、バーレーンやアブダビでは間違いなく(コンストラクターズ3位を目指して)戦えると思う」
中東のバーレーン、アブダビで開催される終盤3連戦は、気温が高くなることが予想されている。オコンはこの気温がチームにとってプラスになると考えている。
「暑さが顕著なコースで僕たちはかなり良い走りをしていると思うんだ」とオコン。
「いつもうまくタイヤを持たせられているし、こういったタフなコースではかなり強いんだ」
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