近づくF1再開。リカルド、長期休暇明けのレースで“カオス”の発生を予測
ルノーのダニエル・リカルドは2020年のF1が再開されたときに、“長期休暇”から戻ってきたドライバーたちによって“混乱”が生まれることを予想している。
写真:: Mark Sutton / Motorsport Images
2020年のF1が新型コロナウイルスの影響によって中断されて久しいが、5月に入ってからは徐々に再開に向けた動きが活性化してきた。
F1は7月5日からオーストリアでシーズンを再開させることを目指しており、実際オーストリア政府は計画を承認。これにより3月から延期の続いていたF1が再開に向けて大きく前進した。
計画通りに7月にレースが再開されることになった場合、ドライバーにとっては2月中旬のプレシーズンテストから4ヵ月ぶりのF1マシン搭乗となる。長期休み明けにスピードを取り戻すことの難しさについてドライバーからは様々な見解が示されているが、ルノーのダニエル・リカルドは“ある種の混乱”が起こる可能性があると考えている。
「コントロールされた形であればいいんだけどね」と、リカルドはBBC 5 Liveに対して語った。
「“カオス”と言ったけど、どこかのクルマを参考にしているわけじゃなくて、単にブランクや感情、興奮や熱意といったものについて言っているんだ」
「みんな準備はできていると思う。ただアドレナリンがとても出ているドライバーもいれば、そうでないドライバーも居るだろうと思う」
「それによって大胆なオーバーテイクも起きるだろうし、判断を誤ることもあるだろう。そういったものが少しずつ見られると僕は思っている」
リカルドは今季限りでルノーを離れ、来季はマクラーレンに移籍することが決まっている。来年のチームメイトはまだ非常に若いランド・ノリスとなるが、そうした若いドライバーの中には、長期間の休みを経てのレース再開に適応するのに時間がかかる者もいるかもしれないと彼は語っている。
「もしこれがF1での最初の1、2年だとして、まだ完全に適応しきれていなかったとしたら、(再開後の)適応に時間がかかるだろう」
「F1での最初の数回のウィンターテストでは、1日目はいつもシステムに刺激を受けているように感じていた。キャリアを重ねるにつれて、そうしたショックは少なくなっていった」
「経験のおかげで身体のほうは十分整えられているから、大丈夫だろう。ルーキー、そして1年目や2年目だと、もうちょっと……といった感じかもしれない」
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