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ルノー移籍で元アドバイザーと“金銭問題”? リカルド、13億円を請求される

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ルノー移籍で元アドバイザーと“金銭問題”? リカルド、13億円を請求される
執筆:
協力: Ben Anderson
2019/07/23 3:12

以前ダニエル・リカルドのアドバイザーを務めていたグレン・ビーバスは、リカルドのルノー移籍に関する手数料の支払いが行われていないとして、1千万ポンド以上を請求していることが分かった。

 昨シーズン限りで長年在籍していたレッドブルを離れ、ルノーへの電撃移籍を選択したダニエル・リカルド。しかしリカルドは、その移籍に関して前任のアドバイザーであるグレン・ビーバスから、1千万ポンド(約13億4600万円)以上の手数料を請求されているようだ。

 今シーズンからルノーという新天地で戦っているリカルドだが、その移籍に関してある問題が浮上している。motorsport.comが入手した英国高等法院の文書によれば、前任のアドバイザーであるビーバスが、リカルドにはルノーに移籍したことに伴う未払い金が多く残っていると主張しているようだ。

 今月の初めにビーバスが通達した内容によれば、この未払金には、リカルドがルノーから受け取る基本的なサラリーの手数料20%、スーパーライセンスの所得費用、ルノーの市販車の使用料、理学療法士のコストなど、様々なことが含まれているという。

 motorpsort.comにもたらされた声明では、リカルドは以下のように説明している。

「グレン・ビーバス氏の主張の中には何も真実はない」

「彼がこうした無益な主張を持ち出すことを決めたのは残念だが、当方は完全に法廷で弁護する意向だ」

■リカルドとアドバイザーとの契約

 ビーバスの企業であるSivana Sports International FZEは、リカルドが英国ヴァージン諸島に設立した企業Whitedunesが、当事者間で合意した手数料を支払っていないと主張している。

 Whitedunesは2013年にリカルドの商業上の権利とマーケティングを扱うために設立された企業であり、リカルドの両親と親友のジョー・パッシオーネが代理を務めている。

 2012年から長きにわたってビーバスがマネージメントとコンサルタントサービスをリカルドに提供してきた。しかし今シーズンの開幕戦オーストラリアGP前に、リカルドはCreative Arts Agencyの子会社であるCAA Sportsの一員になったことが発表されていた。

 リカルドとビーバスの間での合意は、リカルドがレッドブルに昇格していきなり3勝を挙げた2014年シーズンの後、修正されることになった。ビーバズの主張によれば、この修正された契約により業務量が増し、その見返りとして22万5000ポンド(約3000万円)が12カ月にわたって毎月支払われ、さらにWhitedunesもしくはリカルド自身が締結した新規の取引について、その手数料として20%の支払いを受けることになっていたという。

 裁判所の文書によると、2015年にはその月額の支払い費用は2万ドル(約200万円)に変更され、リカルド側が再交渉したと伝えた後には、ビーバスから新たな数字が提案されていたようだ。

 ビーバス曰く、修正された月額のアドバイザー料、そして新契約の手数料20%と“珍しいロレックスの時計”という形で支払いを受けたという。

■リカルドのルノー移籍

 ビーバスは、リカルドが移籍という決定を下すプロセスも描かれた、Netflixが作成した2018年シーズンのF1ドキュメント番組にも登場している。

 法的な文書によると、ビーバスはリカルドの移籍の可能性について、2017年の中盤頃からルノーの代表であるシリル・アビテブールをの交渉を始めたという。

 リカルドのルノーとの契約は公式文書に記載されているが、ビーバスは2018年8月に合意された条件を基に主張を行っている。曰くリカルドがルノーから得た条件は、レッドブルから提示されていた金額を”大きく上回る”ものだったという。

 ビーバスが今回1000万ポンド(約13億4600万円)という金額を請求していること、そしてビーバスが受け取る手数料が20%であるということから考えると、リカルドがルノーから受け取るサラリーは、最低でも年間2000万ポンド(約27億円)になっていると考えられる。

 そしてビーバスの主張によれば、2018年12月にはリカルドが彼らの契約を即座に終了させることを望んだという。しかし実際には、契約解除は2019年1月末まで延期されることになった。これはビーバスによれば、ルノーとの長期契約をまとめるのに時間がかかったためだったという。ただ1月末で業務が完了したわけではなく、その日以降もビーバスはリカルドに対して”サービス”を提供し続けたようだ。

 結局、リカルドのルノーとの契約は、開幕戦オーストラリアGPの僅か10日前である3月7日に締結されることになった。

■主張内容は一体何なのか?

 ビーバス曰く、リカルドとの改訂された契約に従って、その契約が終了する3月31日まで、リカルドへのサポートを提供し続けたという。

 つまりこの主張が述べているところは、リカルドのルノーとの契約はビーバスによってまとめられたものであり、その後リカルドによって締結されたため、ビーバスはリカルドが契約したサラリーに対する手数料20%を請求したということだ。

 当時、ルノーとリカルドの契約の別側面、つまりスーパーライセンス費用やルノーの車の使用や理学療法士や医療費、優勝によるボーナス、その他未公開事項は請求されていなかった。

 ただ、こうした“将来の不確かな金額”についてさらに手数料を払う権利は破棄されていなかった。裁判所の文書にビーバスが主張したところによると、彼は3つの新たな契約(F1の映画、ふたつのブランドのアンバサダー)が合意に至った場合に関する手数料を請求したという。

 しかしビーバス曰く、4月4日にリカルドのルノーとの契約に関して、Whitedunesもしくはリカルドから、手数料が支払われていないという報告を受けたと語っている。

 リカルドの代理人を務める弁護人からの5月30日付けの書簡では、ビーバスは”(リカルドの)ルノーとの契約に関して、手数料またはその他の形式で金額を手にできる権利はない”と主張。これには、”将来の不確かな金額”や、ビーバスによってまとめられたその他の取引も含まれるという。

 その結果、ビーバスは1000万ポンド(約13億4600万円)を超える金額を請求することになった。これには、未払いの手数料、それに関する利子、および将来支払いが発生する可能性についての権利の主張などが含まれるが、この範囲に限定されるものではないという。

 リカルドはThe Ebury Partnership LLPを代理人に任命しており、こうした主張について異議を唱えている。またmotorsport.comは所属チームであるルノーと連絡をとったが、彼らはコメントを差し控えている。

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この記事について

シリーズ F1
ドライバー ダニエル リカルド 発売中
チーム ルノーF1チーム
執筆者 Scott Mitchell