リカルド、歓喜のメモリアル・ウィンに胸いっぱい「今回ばかりは言葉が出てこない」
ダニエル・リカルドは、F1イタリアGPで自身にとってもマクラーレンにとってもメモリアルな勝利を挙げたあと、言葉が出てこなかったと語った。
写真:: Steven Tee / Motorsport Images
F1第14戦イタリアGPを2番グリッドから臨んだダニエル・リカルド(マクラーレン)は、好スタートでトップに躍り出た。その後、彼の勝利を脅かす可能性があったマックス・フェルスタッペン(レッドブル)とルイス・ハミルトン(メルセデス)が接触しリタイア。リカルドはチームメイトのランド・ノリスを従えて、優勝を飾った。
リカルドにとっては、マクラーレン加入後初の表彰台獲得となったが、この勝利はそれ以上にメモリアルなものとなった。
リカルドはレッドブル時代の2018年モナコGP以来の通算8勝目。また、長い間勝利から遠ざかっていたマクラーレンにとっては、2012年最終戦ブラジルGPでジェンソン・バトンが記録して以来の優勝だったのだ。さらに言えば、マクラーレンのワンツーフィニッシュは2010年のカナダGP以来となる。
リカルドは「正直なところ、たとえ良いスタートを切ったとしても、レースを通してリードできる保証はないと思っていた」と語った。
「最初のスティントではしっかりと前をキープすることができた。”メガ・スピード”があったとは思わないけど、マックスを抑えるには十分だった」
「その後、セーフティカーが入ったり、いろいろなことがあった。最初から最後までリードするなんて、誰も予想していなかったと思う」
「金曜日には、僕の中に”何か”があった。なにか良いことが起きると思っていた。そう言っておこう!」
リカルドは金曜日のノックアウト予選で僅差の5番手に終わり、上位に入れなかったことで「内なる怒り」を感じており、上位で戦うだけのペースがあると信じているとmotorsport.comに語った。
リカルドは今季マクラーレンに加入して以来マシンへの適応に苦しみ、チームメイトのノリスと比べて結果が出ないレースが続いた。しかし、それもこのイタリアGPの勝利で終止符が打たれた。
リカルドは「今年はずっと、実力を出しきれないろくでなしだったんだ」とジョークを飛ばしつつ、夏休みの影響でリセットできたと評価した。
「言うまでもなく、8月のサマーブレイクはリセットするためにも良かった。だからこの3週間は調子が良かった」
「優勝だけでなく、ワンツーフィニッシュを達成できたのは非常に素晴らしいことだ。マクラーレンが表彰台に上がることにも大きな意味がある」
「これはチーム・パパイヤのためのもの。今回ばかりは言葉が出ないよ」
表彰式では、リカルド恒例の”シューイ”パフォーマンスも久々に見られた。激闘を戦い抜いた後のレーシングブーツで勝利の美酒を楽しむと、ノリスやマクラーレンCEOのザク・ブラウンも巻き添えに。リカルドは両足靴下姿で、満面の笑みを咲かせていた。
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