低グリップの路面はもう勘弁! リカルド「チームにとっては強盗に遭ったようなモノ」

ダニエル・リカルドは、世界最速のレーシングカーを作ることを求められているF1チームにとって、グリップの低い路面でのレースは必要ないと考えている。

低グリップの路面はもう勘弁! リカルド「チームにとっては強盗に遭ったようなモノ」

 イスタンブール・パーク・サーキットで行なわれたF1第14戦トルコGPは、新舗装された路面に各チーム、ドライバーが苦しめられたイベントとなった。

 週末を通して、限界を見極めようとして多くのスピンが発生。2日目以降は雨に見舞われ、状況はさらに悪化した。しかし、多くの有力ドライバーがグリップ不足に苦しんだことで、予想もできないスペクタクルな展開となったのもまた事実だ。

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 予選ではレーシングポイントのランス・ストロールが初のポールポジションを獲得。決勝レースでは、レース序盤は苦しんでいたルイス・ハミルトン(メルセデス)が逆転、最後は圧勝で7度目のドライバーズタイトルを獲得した。

 エンターテイメント性の高いレースになったことから、グリップの低い路面がショー的な面で恩恵をもたらすのではないかという声も上がっているが、ダニエル・リカルド(ルノー)はスポーツとしてそれは正しいことではないと考えているようだ。

 トルコGPで起きたことから、F1は何かを学ぶことはできるかと尋ねられたリカルドは次のように答えた。

「誤解しないでほしいんだけど、ソファに座ってレースを見ているファンが、エキサイティングなレースを見て楽しんだのは分かっている。でも正直に言って、この週末から何かを学べるかどうかは分からない」

「こんなグリップレベルのコンディションになることはおそらく二度とないだろう。それにチームは莫大なお金をかけてマシンを開発し、世界最速のレースカーを設計するためにあらゆる知識を注ぎ込んでいるんだ。それなのにそれが使えない。もしそれがずっと続いたら、強盗に遭ったような気分になるだろう」

「限界に挑戦できないのに、なんでそんなに多くのモノをマシンに注ぎ込む必要があるっていうんだ?」

 しかし、F1の競技面を統括するマネージングディレクターであるロス・ブラウンは、リカルドと違った意見を持っているようだ。

「ドライバーたちは、誰が最初に一線を越えるかを競っているということを覚えておく必要があると思う」

「確かにグリップは高くなかったが、誰にとっても同じ状況だった。それを受け入れたドライバーもいれば、気を散らしてしまったドライバーもいた」

「今回の週末のように、チャレンジングな路面のグランプリがあるということは、悪いことじゃない。ドライバーの才能を最大限に示してくれた。グリップがどのレベルにあるかというのは、競争自体のレベルを測るモノではないと思う」

「競争は公平で平等でなければならない。スポーツなんだから、誰にでも同じ機会を与えなければならない。チャレンジングではあるが、それは良いことだと考えるべきだ」

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