リカルドの”マクラーレン残留”メッセージをチーム代表が追認「驚くことではない」
マクラーレンのアンドレアス・ザイドルは、ダニエル・リカルドの”来季残留宣言”は驚くべきモノではなく、チームとしてのメッセージを反映したものだと語った。
マクラーレンからF1を戦っているダニエル・リカルドは、2023年以降のシート喪失という噂を強く否定しているが、アンドレアス・ザイドル代表はそうしたコメントを追認している。
リカルドは今シーズン序盤戦から苦しいスタートを切っていたが、途中からは2023年以降のシートを失うのではないかという憶測が持ち上がり始める事態となってしまった。
彼とチームの契約は2023年までとなっているが、パフォーマンスに満足していない様子のザク・ブラウンCEOは、契約満了までに早期解消が可能な”仕組み”があると示唆。これをきっかけに多くの憶測が飛び交うことになった。
そしてリカルドは先週、SNSを通じて来季のチーム残留を再確認する声明を発表した。
こうしたリカルドの発しているコメントについて、マクラーレン代表のアンドレアス・ザイドルもコメントを求められた。すると彼は”当然のこと”であり、チームが協力することに集中しているという、彼等のメッセージを反映したモノにすぎないと語った。
「我々の観点からすれば、憶測が必要なモノは決して無かったよ」と、ザイドル代表は言う。
「こちら側からは、契約が存在していることは明らかだったし、我々の唯一の焦点はダニエルと共に、パフォーマンス面で最後の数%を追い求めることにあるんだからね」
「それが我々の集中しているモノなんだ。あの声明は驚くべきモノではなく、我々が共に居ることを確認しただけで、それは我々が数ヵ月前から話してきたコトだ」
「だから、何も驚くことは無いんだ」
Daniel Ricciardo, McLaren
Photo by: Steven Tee / Motorsport Images
ここ数ヵ月、マクラーレンのリカルドのシートを巡っては幾人ものドライバーが、その候補なのではないかと語られてきた。
インディカー・シリーズ参戦中のコルトン・ハータやパトリシオ・オワードが候補として挙げられており、彼等は既にF1マシンでのテストも経験している。
ザイドル代表は、旧型マシンテスト(TPC)レギュレーションの元でのテストについて、2022年のF1で義務付けられているフリー走行でのルーキードライバーの2回起用を満たすために、ドライバーを評価するためだと説明している。
「レギュレーションを満たすためには、適切な人材を見つける必要がある。そして彼等には適切な準備の場を与え、彼等に何ができるのかを確認する必要がある」
「彼らが上手く準備をできるかどうかというのは、我々としても高い関心を向けているコトなんだ。(FPへ出走することになれば)彼らは我々のレース用エンジン、ギヤボックス、マシンをコースで走らせることになるんだからね。そこでは何のサプライズも望まれていない。それが我々のプロセスだ」
「我々の選んだドライバー達は、興味深い才能の持ち主だと言えるだろう。彼らは異なるカテゴリーで、インディカー・シリーズでもその才能を示しており、素晴らしいパフォーマンスを発揮している」
「だからこそ、我々は彼らがF1マシンで何ができるのかに興味を持ったんだ」
Be part of Motorsport community
Join the conversation記事をシェアもしくは保存
Top Comments
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。