F1モナコGP、2年ぶり開催もコロナ禍で”華やかさ”は失われる? リカルド「少し空しさを感じるかも」
マクラーレンのダニエル・リカルドは、新型コロナウイルスの規制により、今季のF1モナコGPは少し空虚に感じるだろうと語った。
今週末、F1第5戦として伝統のモナコGPが開催される。昨年は開催中止となったため、新型コロナウイルスのパンデミックが始まってから初めて、F1がモナコに戻ってきた形だ。
モナコでは、限られた数の観客にグランドスタンドでの観戦が許可されている。しかしF1モナコGPはコース上でのアクションと同様、コース外での華やかさも重要な要素となっているレースなだけに、今回は例年よりもずっと静かなグランプリになると予想されている。
マクラーレンのダニエル・リカルドは、昨年モナコGP中止が決まった際、特にショックを受けていたドライバーのひとりだが、今回のグランプリは全く異なる雰囲気になると感じているようだ。
「(モナコは)コース自体がとても激しい。それは常に10点満点だと思う。だからクルマに乗っている間の作業に関しては、変わらない高揚感があると思う」
そうリカルドは語った。
「でも(例年のモナコなら)群衆の中を歩いて、ファンをかき分けてピットレーンに入る。クルマに乗り込むまでにそうした混沌があるんだ。心拍数はすでに上がっていて、それからコースに入っていくんだ。だから(今年は)嵐の前の静けさといった感じになりそうだ」
「僕はモナコをとても楽しみにしているけど、興奮しすぎないようにもしていたんだ。なぜならあの雰囲気だ。ボートの上や1日の終わりにコース上でみんなが飲んだりパーティーをしているオーラを感じられるからだ」
「今年はそういうのはない、あるいは例年に近いレベルではないと思うけど、ちょっとした空しさを感じるかもしれない。でもクルマの中での作業については問題ないと思う」
リカルドのチームメイトであるランド・ノリスも、今年のモナコGPは雰囲気が例年とは異なり、以前のようなスペクタクル感があまりない週末になるだろうと語った。
「パンデミックが起こってから、初めてのストリートトラックになると思う」
「ある意味、僕たちはファンがあまりいないことにもう慣れてしまったのかもしれない。でもモナコでは、グランプリの興奮のうち50%は、実際にコースを周ること以外のあらゆることだと分かる」
「だからどうなるか見てみよう。いつものように華やかでスペクタクルなものにはならないと思うけど、最高のレースのひとつであることは間違いない」
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