F1イタリアGP勝利は”フロックでもなんでもない”。リカルド「タイヤ交換を終えた時、勝利を確信した」

F1イタリアGPを制したマクラーレンのダニエル・リカルドは、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)とルイス・ハミルトン(メルセデス)がクラッシュする前の時点で、既に勝利を手中に収めていたと語った。

F1イタリアGP勝利は”フロックでもなんでもない”。リカルド「タイヤ交換を終えた時、勝利を確信した」

 モンツァ・サーキットで行なわれたF1イタリアGPを制したのは、マクラーレンのダニエル・リカルドだった。今季はレッドブルとメルセデスが速さを見せる中でマクラーレンが勝ったのは、番狂わせのようにも思える。事実、今回のレースではレッドブルのマックス・フェルスタッペンとメルセデスのルイス・ハミルトンが、クラッシュし、揃って姿を消している。

 しかしリカルドは、F1イタリアGPの勝利はまぐれや幸運ではなく、ふたりがクラッシュする前の時点で、既に自分が勝利を手中に収めていたと考えている。

 リカルドの勝利により、マクラーレンは2012年以来随分と久しぶりの勝利を手にした。しかも2位にはチームメイトのランド・ノリスが続いており、さらにはファステストラップも獲得。チームにとってはこの上ない勝利となった。

 その勝利の鍵となったのは、スタート直後の加速だったと言えるだろう。2番グリッドからスタートしたリカルドは、ポールポジションのフェルスタッペンよりも優れた加速を見せ、ターン1のシケインまでに先頭に躍り出て、その後はポジションを堅持した。

 その後、最初のピットストップでフェルスタッペンにアンダーカットされる危険性があった。しかしリカルドは先にピットストップ。しかもその翌周にこれに反応するような形でピットインしたフェルスタッペンはタイヤ交換に手間取り、大きく遅れる格好となった。リカルドはこの時点で、既に勝利を確信し始めていたという。

 リカルドはピットストップまでフェルスタッペンとの差をマネジメントしたことを振り返り、スティント終盤は少し危ないかもしれないと考えていたと明かした。

「彼が近づいたラップがいくつかあった。でも、本当の意味でディフェンスする必要はなかったんだ」

 そうリカルドは説明する。

「彼はすぐそこにいたけど、僕がミスを犯したり、彼が何らかの幸運に見舞われない限り、僕を抜くのは難しいだろうと分かっていた」

「ちょっと危ないなと思ったのは、タイヤが終わりかけたスティントの終盤だったと思う。でも、みんな苦しんでいたはずだ。でも僕の中では、その瞬間は無防備になるかもしれないと思っていた」

「僕がピットインすると、他のみんなもピットインした。だからみんな同じように苦労していたんだと思う。そして先頭でコースに戻ることができた時、『大丈夫。今日は僕らのモノだ』と思えるようになった。何か不幸なことが起きない限り、本当にこのレースに勝つことができると思ったんだ」

 リカルドは、マクラーレンの最高速の強さが、今回の勝利に貢献したと認めつつも、予選で感じた”怒り”が、助けになった部分もあったと考えている。

「このサーキットは、マクラーレンによく合っていたと思う」

 そうリカルドは語った。

「昨年もそうだった。昨年はこのマシンには乗っていなかったけど、チームの成果は目にしたよ」

「だから、ある程度の自信を持って週末を迎えることができた。それから、僕はこのサーキットが大好きなんだ」

「僕はずっとこのサーキットが好きで、いつでも楽しいコースだと思っていた。よく馴染んだサーキットだしね。そして最近では、マシンのフィーリングも良くなってきていた。快適で、自信が持てるようになってきたんだ」

「それに、金曜日の段階からとても僅差だった。僕のラップは問題なかったけど、ただ少し苛立っていたんだ。トップ3とものすごく近かったからね。でも、どんな時にも『もっとうまくやれたかもしれない』と思うような部分があるモノだ」

「確かに少し苛立っている部分もあったけど、その時にも言ったように、不幸中の幸いでもあったと思う。週末の残りの部分では、その気持ちを有効に活かせたと思う」

 

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