新車の性能を”ほとんど”引き出せた。リカルド、開幕へ向け「ここまでは順調」
ルノーF1のダニエル・リカルドは、F1プレシーズンテスト最終日に、ルノーのニューマシンR.S.20から、現時点での最大限のペースを引き出すことができたと考えている。
写真:: Mark Sutton / Motorsport Images
先日までスペインのカタルニア・サーキットで行なわれていたF1プレシーズンテスト。その最終日、ルノーのダニエル・リカルドは、1分16秒276と総合3番手となるラップタイムを記録した。これはC5タイヤを履き、同日午前中に計測したタイムである。
午後にはメルセデスのバルテリ・ボッタスと、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがこれを上回ったが、中団チームのベストタイムを確保することができた。
リカルドは、各チームがそれぞれ異なるテストプログラムを実施していたため、タイム結果だけで序列を判断するのは難しいとしながらも、この結果はルノーにとって、大いに後押しになると感じているようだ。
「タイムは別モノだと考えておく必要がある。ただのテストだし、C5タイヤを使ったんだからね」
そうリカルドは語った。
「メルセデスほど速くないということは分かっている。彼らが何をしていたかは知らないけどね。でも、早合点したくないんだ」
「1位だったことに必ずしも興奮しているわけじゃない。でもC5を履いて6番手だったら、きっと失望していただろう」
「首位だったのは良いことだ。少なくとも良いラップを走ることができたよ。タイヤも、比較的うまく使うことができた。確かにポジティブなことだ」
「メルボルンの予選に向けた準備に、必ずしも十分な時間をかけてきたわけじゃない。でも、僕らが速いタイムを記録したのは、ポジティブなことだと思う」
リカルドは、ボッタスが記録したこの冬のベストタイムである1分15秒732を破るのは難しかっただろうと考えている。曰く、改善できるラップタイムは、あとわずかしかなかったと感じているようだ。
「0.1秒は改善できたと思う。でも今のところせいぜい、僕らのベストタイムは1分16秒フラットか、あるいは1分16秒1というところだろう。1分16秒を0.3も上回れたとは思わない」
そうリカルドは語った。
「1セット目のC5タイヤから、2セット目のC5タイヤにした時、良い一歩を踏み出せたと思う。0.2〜0.3秒を稼ぐことができたんだ。おそらく、別のセットでもコンマ数秒見つけることができたかもしれない。僕らが手にしたモノは”OK”だよ」
リカルドは、2020年用ニューマシンR.S.20が、昨年型のR.S.19と比較していくつかの重要な改善が施されたと指摘。また、プレシーズンテストで高い信頼性を示したことも歓迎した。
「僕らはマシンの全体的なバランスを改善できたと思う。今のところ、リヤが良い感じだ。中速コーナーでは、コーナーの脱出が少し難しいかもしれない」
そうリカルドは語った。
「確かに改善された部分がある。これまでのところ、信頼性と機能面については強力だ。それは、ルノーが今年に向けて改善するのに力を入れてきたこと。ここまでは順調だね」
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