NetflixのF1番組がアメリカでファン拡大の一助に? “主役”リカルドが好評価
ルノーのダニエル・リカルドは、Netflix製作のF1ドキュメンタリー番組の成功が、アメリカにおけるF1を有名にする助けになったと感じている。
Daniel Ricciardo, Renault F1 Team
Joe Portlock / Motorsport Images
Netflixが2018年のF1を舞台に製作したドキュメンタリー番組の「Formula1:Drive to Survive(邦題:栄光のグランプリ)」。このドキュメンタリー番組は好評を受けてシーズン2の製作が決定。2019年シーズンは全10チームが撮影に参加する運びとなった。
シーズン1では、当時レッドブルに所属していたダニエル・リカルドが大きくフィーチャーされ、レッドブルを離れてルノーへの移籍を決断する顛末が、数話に渡って描き出された。
そんなリカルドは、このドキュメンタリー番組の存在がアメリカにおけるF1のファン拡大を助け、顕著な違いをもたらしているように感じていると語った。
「ここアメリカで、明らかにF1がより重要なものになっていると感じている」と、リカルドはアメリカの番組“The Daily Show”で語った。
「アメリカで過ごしていても、去年までは誰も僕に声をかけなかった……それも悪くないけどね。ただ彼らは、僕がF1ドライバーだと認識していなかったんだろう」
「だけど今では、『Netflixであなたを見たよ。Drive to Survive、すごかったよ』という感じなんだ。僕らドライバーはヘルメットをつけているから、顔を長いこと見られる人はあまり多くない。だからこうして顔と名前を紐づけて貰えると助かるんだ」
F1側はNetflixドキュメンタリーシリーズの成功が、若いファン層の盛り上がりの重要な鍵になると考えている。先日F1が発表したデータによると、新たにF1のファンとなった人の62%は35歳以下だったという。
シーズン1の作中で、リカルドは数多くのシーンで密着取材を受けた。そこにはサーキットを離れ、オーストラリアの家族との一コマなども含まれていた。
リカルドは“楽しさ”という要素を維持することが重要であり、『レースに一直線』ではこのスポーツの助けにならないと感じたと語っている。
「僕はオーストラリアの日差しの中で育った。それが僕のパーソナリティを少し陽気な方向に育んでくれた」
「今、僕は夢だった仕事に就いている。それを時には思い出すべきなんだ。競争に夢中になって、そうした視点を忘れてしまう時なんかもね」
「F1は僕の夢の仕事だ。世界中を旅してサーキットでマシンを走らせる……それはとても素晴らしいことなんだ」
なお、Formula1:Drive to Surviveのシーズン2は2月28日から配信が開始される予定だ。
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